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最終更新日:2024年4月22日
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学術フロンティア講義 (新しい医療が社会に届くまで ~データサイエンスが支える健康社会~)
新しい医療が社会に届くまで ~データサイエンスが支える健康社会~
コーディネータ:松山 裕(医学部)
ナビゲータ:大庭 幸治(情報学環)
概要:
日々、進歩を続ける医療は、人を対象とした研究の成果を通してその技術が確立し、我々のもとへと届けられています。一言で研究と言っても、ゲノム情報を用いた研究から新薬開発のために実施される治験、更には、市販後の最適な治療法の評価、開発時には検出が困難な副作用に関する薬剤疫学研究、医療経済性の評価など、その種類は非常に多様なものです。そのため、医学のみならず、薬学、生物学、工学、経済学、統計学など様々な学問の専門家が関わって実施されています。
一方で、全ての研究で共通していることは、それぞれで必要なデータを計画的に収集し、解析し、データに基づいた意思決定を行っているということです。近年、データサイエンスという新しい科学研究の方法論が注目を集めていますが、医療という分野は比較的古くからデータサイエンスを実践してきたとも言えます。本講義シリーズでは、薬や治療が社会に届くまでの全体像を俯瞰し、実際に研究に関わっている方からの話を伺うことで、健康社会を支える様々な学問の貢献を考えていきます。
講義予定:
・第1回 4/9(火) 大庭 幸治(情報学環)
「新しい医療の開発と関連する様々な学問」
・第2回 4/16(火) 松山 裕(医学部)
「医療におけるデータサイエンス」
・第3回 4/23(火) 井元 清哉(医科学研究所)
「ゲノム情報と人工知能を用いた新しい時代のがん医療」
・第4回 5/7(火) 小野 俊介(薬学部)
「「薬が効く」ことを政府が「認める」とはどういうことだろう?」
・第5回 5/14(火) 髙橋 政代(理化学研究所)
「再生医療の治療開発について」
・第6回 5/21(火) 大橋 靖雄(中央大学理工学部)
「臨床試験の実施と解釈」
・第7回 5/28(火) 藤原 康弘(国立がん研究センター)
「アカデミアで行う臨床研究の意義」
・第8回 6/11(火) 小出 大介(医学部附属病院)
「医療ビッグデータを用いた医薬品等の安全性評価(薬剤疫学)について」
・第9回 6/18(火) 竹田 扇(山梨大学医学部)/ 田邉 國士(早稲田大学理工学術院)
「質量分析と機械学習を融合したがん診断支援装置の開発:学際的研究から産学連携へ」
・第10回 6/25(火) 康永 秀生(医学部)
「臨床疫学―医療の不確実性に挑む科学」
・第11回 7/2(火) 五十嵐 中(薬学部)
「命とオカネ、くすりとオカネ…くすりの費用対効果とは?」
・第12回 7/9(火) 髙山 智子(国立がん研究センター)
「新しい医療や情報をどう患者や市民に届けるか 」
・第13回 7/16(火) 松山 裕(医学部)/ 大庭 幸治(情報学環)
「コースのまとめ」
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