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最終更新日:2024年3月15日

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全学自由研究ゼミナール (国家のグランドデザインを描く ~政策立案シミュレーション~)

国家のグランドデザインを描く ~政策立案シミュレーション~
現在、日本の経済・社会構造はかつてない変化を遂げており、次世代を見据えると、社会保障制度、国と地方のあり方等、様々な制度について改革が求められています。同時に世界経済の情勢も日々刻々と変化し、国際社会との関わりも新しいフェーズに入っています。そうした中、それらの構造変化への処方箋が「政策」になります。本講義では、国家財政という視点を踏まえ、日本の将来を考えつつ、様々な課題にどのように対応していくか、現役の財務省職員とともに、政策立案の体験を通して考えていきます。学生ならではの新しい角度から、自由な発想で大胆な提言がなされることを期待しています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31534
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (国家のグランドデザインを描く ~政策立案シミュレーション~)
仲 浩史
S1
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
・ 第1回4月7日  イントロダクション   授業の概要を説明し、グループワークに向けたアンケートを取ります。 ・ 第2回4月14日  基調講演① ~予算編成~   グループワークにあたり、その前提知識として、我が国における財政活動の現状を学ぶとともに、今後の財政健全化に向けた取組等について学習します。第2回では、日本が直面する諸課題への処方箋である「予算編成」について学びます。 ・ 第3回4月21日  基調講演② ~税制企画~   第3回では、「税制企画」について学びます。税制は、公的サービスの財源調達を支える最も基本的な制度であるとともに、その制度設計にはその国の考え方が色濃く現れ、社会全体に大きな影響を与えるものです。全2回の基調講演を通じて、グループワークを行う上での視座を涵養します。 ・ 第4回4月28日  グループワーク①   第4回では、グループで課題を設定し、その政策課題について白書等の文献を調べ、プレゼンテーションの準備をします。グループワークでは、財務省の若手職員がメンターとして助言を行う予定です。グループワーク当日に、不明な点について若手職員に質疑を行うことも可能ですし、メールやテレビ会議等で、随時アドバイスを求めることも可能とする予定です。 ・ 第5回5月12日 プレゼンテーション①   各グループの成果を中間報告の形で発表していただきます。発表に対して他のグループからは課題点等を指摘し、各グループにおいて今後、政策提案をブラッシュアップするための材料とします。 ・ 第6回5月19日  グループワーク②   第5回の中間報告で他のグループ等から受けた指摘を踏まえ、政策提案を最終的な形に仕上げます。 ・ 第7回5月26日 プレゼンテーション②・総括   各グループで政策提案についてプレゼンテーションを行い、講師から講評を受けるとともに、発表を踏まえた総括講義を実施することで、実際の政策立案の現場を皆様に実感していただきます。
授業の方法
講義、グループワークを組み合わせながら進めます。第5回・第7回にはプレゼンテーションを行います。特に第5回の中間報告では、政策を立案する側だけでなく、その是非を判断する側にも立つことで、政策立案の全体像を追体験していただきます。 第7回には発表を踏まえた総括講義を行い、実際の政策立案の現場では何が起こっているのかを、受講者には実感してもらいます。  ※ 授業は第1回・第2回をオンラインで行います(オンライン・アクセスは、下記のオンライン授業URLを参照ください)が、第3回以降はすべて対面方式になります。また、グループワーク形式のため、受講者数は最大40名となります。受講希望者多数の場合、ショートエッセイ(400字)による選抜を行います。具体的な選抜方法については、「履修上の注意」をご参照ください。 ※ グループ分けについては、第1回の最後にアンケートを提出していただき、そこに記載された政策分野への興味・関心をもとにこちらで分けます。 ※ プレゼンテーションの準備に向けて、各グループに財務省の若手職員が付き、メール等で相談に乗るような仕組みを予定しております。
成績評価方法
授業への出席によって、合否判定を行います。
履修上の注意
グループワーク形式のため、受講者数は最大40名となります。受講希望者多数の場合は、ショートエッセイ(400字)による選抜を行います。選抜の方法は以下のとおりとなります。第1回のオンライン授業で詳細を説明するため、可能な限り出席するようにしてください。 (選抜方法)「日本が抱える社会課題の中で、最も大きなものだとご自身が考えるもの」について、400字以内でWordファイルに記入し、4月8日(金)までに、*****宛にメールでお送りください。第1回講義の前に提出いただいても問題ありません。Wordファイルの冒頭には、科類・学年・学生証番号・氏名をご記入ください。  選抜結果は合否にかかわらず、4月12日(火)までにご連絡します。受講することとなった方は、期限までに履修登録をお願いします。 なお、授業内容やプレゼンテーションの形式等は、受講人数等により変更になる可能性があります。
実務経験と授業科目の関連性
教員は、財務省における豊富な実務経験を有しています。また、現職の職員も登壇し、様々な実務的観点から、政策立案の実際について講義を行う予定です。