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最終更新日:2024年4月1日

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初年次ゼミナール理科

薬学を支える基盤技術の役割と貢献
授業の目標、概要:新薬を開発するためには、少なくとも十数年に及ぶ研究期間と莫大な研究開発費を要します。創薬研究のプロセスは、探索研究、開発研究、臨床研究に大きく分類され、それぞれの研究段階において多くの研究分野が創薬を支えています。本授業においては、分子の細胞内動態・機能を明らかにする蛍光顕微鏡法、薬のターゲットであるタンパク質の立体構造を明らかにするX線結晶構造解析や核磁気共鳴法、薬物が私たちの体内でどうような挙動を取るのかを明らかにする薬物動態を取り上げ 、これらの技術が創薬においてどのような役割を果たしているのかを論文読解やグループワークを通して理解します。授業で取り上げる技術をはじめとする様々な創薬基盤技術の今後の可能性をグループで調査・議論し、プレゼンテーションを行います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31489
CAS-FC1520S1
初年次ゼミナール理科
幸福 裕
S1 S2
火曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1週 ガイダンス 第2週 共通授業(検索実習の共通講習を含む) 第3回 イントロダクション 第4回~第6回 薬物動態学と創薬 薬物の吸収、分布、代謝、排泄に関する基本的知識を習得し、薬物の生体内運命について理解を深めるとともに、薬物治療の個別化に関する基本的知識、薬物間相互作用の予測方法を学習する。また、薬物開発において薬物動態学が果たす役割を理解してもらう。 第7回~第9回 タンパク質の構造と機能 生命現象の中心的役割を担い、薬物のターゲットでもあるタンパク質とは 何かを理解した上で、X線結晶構造解析や核磁気共鳴法によって決定されたタンパク質の立体構造を実際に観察し、その機能発現のメカニズムを考察する。また、ある薬物が標的タンパク質にどのように作用しているか理解することを通して、さらなる創薬展開について討論する。 第10回~第12回 創薬研究を支える蛍光顕微鏡法 蛍光顕微鏡の設計図を作成するなどのグループワークを通じて、蛍光の原理・蛍光顕微鏡の仕組み・蛍光顕微鏡法の基礎的知識を学修する。また、蛍光顕微鏡を利用した創薬研究について討論する。 第13回 総合討論、まとめ
授業の方法
情報収集、グループディスカッション、プレゼンテーションなど
成績評価方法
初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。
履修上の注意
学生主体で授業を進めるため、特別な事情等で欠席せざるをえない場合は、事前に必ず教員に連絡してください。