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教育臨床心理学

臨床心理学概論
 近年、いじめや不登校の問題行動のほか、自然災害や犯罪被害に関連して心のケア、カウンセリングということが社会的に注目されている。本講義では心の健康である精神保健、適応論と不適応、中学生・高校生の青年期に見られる問題行動などについて、その心理的メカニズムを臨床心理学の基礎知識に基づいて学習する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31313
CAS-GC1C52L1
教育臨床心理学
前田 基成
S1 S2
金曜5限
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教室
講堂 900教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
50870
CAS-GC1C52L1
教育臨床心理学
前田 基成
A1 A2
木曜4限
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教室
駒場13号館 1323教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 1. 「臨床心理学の成り立ち」  臨床心理学とはどのような学問か、臨床心理学にはどのような歴史があるのかなどについて学習する。  2. 多重人格とヒステリー  人間は安定した心理状態を保つために、はたから見ると精神病理的な症状が生じることもある。このことの心理的なメカニズムについて、多重人格と記憶喪失を例にあげて学習する。  3. 「臨床心理学の代表的な理論」① 精神分析理論  強迫性障害を例に、不適応状態をもたらす心理的メカニズムに関する代表的な理論の1つである精神分析理論について論じ、意識されない心理的なはたらきについて考える。  4. 「臨床心理学の代表的な理論」② 人間性心理学  臨床心理学の代表的理論の1つである人間性心理学と心の健康について論じ、他者との良好な人間関係はと適応および精神的健康について学習する。  5. 乳幼児期の体験と精神的健康  乳幼児期の親子関係、特に母子関係が成長してから後の精神的健康にどのような影響を及ぼすかについて説明し、健全な親子関係について考える。  6. 摂食障害  青年期にみられる摂食障害とはどのようなものか、その背後にある青年期特有の心理は何か、昔はほとんど見られなかった「拒食」と「過食」がどうして多くなってきたのかなどについて学習する。  7. 「臨床心理学の代表的理論」③ 認知行動理論  摂食障害患者の思考パターンを分析することで、不適応的な行動や感情は誤ったものの考え方や思考パターンによるものであり、その修正によって行動変容をはかる認知行動療法について学習する。  8. ストレスと心身症 身体的な病気は精神状態とどのように関係しているのか、心で起こるからだの病気である心身症とはどのようなものか、代表的な心身症について学習する。  9. 虐待する親と虐待された子ども  近年、社会問題になっている児童虐待について、子どもを虐待する親の心理、また親から虐待された子どものその後の性格形成と精神的健康について学習する。  10. うつ病  現代社会において「心のかぜ」とも言われ、青年期にもよく見られるうつ病について、その病理と心理、生物学的要因、性格的要因などについて学習する。  11. 対人不安と対人恐怖 青年期の中学生、高校生に多くみられる不安・恐怖を中核とする精神的健康の問題である対人不安、対人恐怖について学習する。  12. 発達障害  日常的によく耳にする発達障害について、代表的な例である自閉症とアスペルガー症候群の特徴的な行動とそれが起こる心理的メカニズムについて学習する。  13. 「臨床心理学の代表的理論」④ 行動理論  これまで学習してきた強迫性障害や対人不安、自閉症、アスペルガ―症候群などの心理療法として用いられる行動療法について学習する。
授業の方法
授業は基本的に講義で行う。教科書のほか、授業中に配布するプリントを用いて授業を進める。
成績評価方法
期末試験による。
履修上の注意
授業では講義資料を配布する。以前の資料をさかのぼっては配布しないので、必ず出席すること。
実務経験と授業科目の関連性
病院(心療内科)における勤務経験を有する教員が実務経験を生かして心理療法について講義する。