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最終更新日:2024年4月1日

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自然現象とモデル

自然現象とモデル
授業の目標、概要:自然科学では様々な現象のモデル化を行い、観測結果とモデルに基づいた計算結果を比べることで、モデルの成否を判断し、良いモデルは科学理論として受け入れられる。本講義では、物質の性質、すなわち物性科学にテーマを絞り、自然現象がモデルによっていかに説明されるか学んでもらう。

例えば、リニアモーターカー、スーパーコンピューター、量子通信技術といった最先端の科学技術は,物質の性質,例えば電気伝導度,比熱,屈折率,磁性などを巧みに制御することによって機能している。これらの性質は、物質中のの電子の応答の結果である。

しかし、物質中の電子は、莫大な数があり、直感の通じない量子の世界にあるため、物質の性質と電子応答を関係づけるのは困難である。このため、電子の応答を上手にモデル化し、また多数の粒子に特有な現象をモデル化することで、物質の性質と電子の応答の関係を解説する。

本講義は、統合自然科学科・物質基礎科学コースの物理・化学の教員により行われ、実験を専門とする教員は演示実験を取り入れ、理論を専門とする教員はエレガントな学問体系や理論モデル、コンピュータを利用した先端的な科学について分かりやすく解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31240
CAS-GC1E61L1
自然現象とモデル
長谷川 宗良
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
以下のように授業を行うことを計画している(順番が変更になるかもしれません)。 1回目:オリエンテーション  2回目:物質の磁性 3回目:スピントロニクスとスピン流 4回目:予備日 5回目:スピンと統計力学   6回目:ガラス 7回目:座談会・統合自然学科研究室公開見学 量子・物理・化学・光など 具体的なキーワードをテーマに専門家の講師陣と話をし、日頃からの疑問や講義の中で生まれた疑問などについてお茶でも飲みつつ議論を行う 8回目:コンピュータと自然科学 9回目:超伝導理論 10回目:半導体とデバイス応用 11回目:半導体と金属の伝導 12回目:見えないものを見る分光学 13回目:先端分光学 時間分解分光
授業の方法
講義・演示実験・演習・施設見学など
成績評価方法
出席およびレポート
履修上の注意
特になし。