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最終更新日:2024年4月22日
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表象文化論
「歴史」の表象文化論──歴史表象と歴史経験の諸問題
わたしたちは歴史や過去の事象を歴史学の学術的な言説からのみ知るのではない。パーソナルな場では故人の遺品や書き残した文書、より公共的には遺跡や遺物などとの直接的な接触を通して、間接的には写真・映像・記録音声のほか、歴史を扱った小説や映画といったフィクションを媒介に、わたしたちは過去に触れている。その経験を「歴史経験」、そこで媒体となるものを「歴史表象」と呼ぼう。この授業ではまず、文学・写真・映画などの各ジャンルにおける具体的な歴史表象の事例を取り上げ(教員の研究テーマとの関係から、戦争やホロコーストに関わる事例が中心となる)、それらがもたらす歴史経験について検討する。そのうえで歴史経験に関する歴史理論・歴史哲学的な考察への導入を行なう。
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