学部前期課程
HOME 学部前期課程 古典日本語
過去(2019年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

古典日本語

古典日本語の世界――文字とことばのダイナミクス
古典日本語について、文字とことばのダイナミクスという観点から、理解を深める。古典日本語を、平安朝の古文を典型とするものとしてではなく、漢文、和漢混淆文、カタカナ文も含めて、さまざまな文体が互いの存在を前提としながら機能し、干渉しあっている世界としてとらえることを目指す。毎年担当者が交代する授業だが、今年度は上代日本文学専攻の品田悦一と近世日本思想史専攻の高山大毅が担当する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30268
CAS-GC1Ly1L1
古典日本語
品田 悦一
S1 S2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
(1)品田・高山両名によるガイダンス。 (2)奈良時代以前の列島社会で営まれていた言語の状況を考える。 (3)『万葉集』の書記方式と漢字文化との関連について、定型性という点から考える。 (4)言霊という観念が実は漢字文化との関連で意識化された事情を述べる。 (5)万葉歌人と漢字文化との関係を、山上憶良に即して見届ける。 (6)万葉歌人と漢字文化との関係を、大伴家持に即して見届ける。 (7)「万葉調歌人」斎藤茂吉の虚像と実像に迫る。 (8)粗雑な金言集から見えること―林羅山― (9)問答体の背景―林鵞峰― (10)訓読批判の諸相―荻生徂徠― (11)「見立て」の想像力―江戸文学の表現― (12)直言か倒語か―本居宣長と富士谷御杖― (13)「文体」の混沌―江戸末期から明治へ―
授業の方法
毎回熱い講義を展開する。
成績評価方法
定期試験を行なう。
履修上の注意
 高校の古文で学習した文学史の知識をいったん消去して、まっさらな心で授業に臨んで欲しい。