(1)品田・高山両名によるガイダンス。
(2)奈良時代以前の列島社会で営まれていた言語の状況を考える。
(3)『万葉集』の書記方式と漢字文化との関連について、定型性という点から考える。
(4)言霊という観念が実は漢字文化との関連で意識化された事情を述べる。
(5)万葉歌人と漢字文化との関係を、山上憶良に即して見届ける。
(6)万葉歌人と漢字文化との関係を、大伴家持に即して見届ける。
(7)「万葉調歌人」斎藤茂吉の虚像と実像に迫る。
(8)粗雑な金言集から見えること―林羅山―
(9)問答体の背景―林鵞峰―
(10)訓読批判の諸相―荻生徂徠―
(11)「見立て」の想像力―江戸文学の表現―
(12)直言か倒語か―本居宣長と富士谷御杖―
(13)「文体」の混沌―江戸末期から明治へ―