学部前期課程
過去(2019年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

熱力学

熱力学
熱力学は,膨大な数の原子・分子等のミクロ(微視的)な粒子の集団から成るマクロ(巨視的)な物質の状態を、温度、圧力,体積などのマクロな物理量を用いて記述し,いくつかの基本原理をもとに,マクロな観点から物質の状態がいかに変化するかを考察する学問体系である。熱力学は,力学,電磁気学とともに古典物理学の基礎を構成している。ここで学ぶ内部エネルギー,エントロピーなどの概念は理科生にとって必須の基礎概念である。

以下に標準的な講義内容を示すが,担当教員によって項目の順序や内容は若干異なる。講義では、高校までに習った初等数学以外に、偏微分等の数学的手法を用いることがあるが、その場合は、そのつど必要に応じて講義で解説される。

0.序論
熱力学とは何か?ミクロな系とマクロな系,力学や電磁気学との対比

1.熱平衡状態
温度,圧力,状態量,示強変数と示量変数,状態方程式

2.熱力学第一法則
熱量と仕事,熱の仕事当量,内部エネルギー,定積熱容量(定積比熱)と定圧熱容量(定圧比熱)

3.熱力学第二法則
第二法則の諸表現(Thomsonの原理,Clausiusの原理),可逆循環過程 ,Carnotサイクル,不可逆過程,準静的過程,熱機関の効率,熱力学的絶対温度,Clausiusの不等式,エントロピー

4.自由エネルギー
Helmholzの自由エネルギー,Gibbsの自由エネルギー,Maxwellの関係式

その他、オプションとして取り上げられるトピックス
混合のエントロピー,エンタルピー,Joule-Thomson過程,Legendre変換,熱力学第三法則,相平衡,相律,Clapeyron-Clausiusの式,Le Chatelierの原理,化学ポテンシャル,Gibbs-Duhemの関係式,Maxwellの等面積則
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30062
CAS-FC1885L1
熱力学
加藤 岳生
S1 S2
月曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30173
CAS-FC1621L1
政治Ⅰ
上神 貴佳
S1 S2
月曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30520
CAS-FC1253L4
スペイン語二列
深澤 晴奈
S1 S2
火曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
Sセメスターの授業は1列が少し先行し、文法事項を説明したあと、練習問題で理解を確認する。1列を追いかける形で進む2列では、文法事項の簡単な復習、テキストの講読を行う。10課構成の教科書で、Sセメスターに1列は7課まで、2列は6課までを終了する予定である。
授業の方法
テキストとテキストの補足としてプリントを用いる。予習よりも復習を前提として授業を進める。各課終了ごとに小テストを行い復習を促す。
成績評価方法
各教員に任されている。
履修上の注意
教科書は2019年3月刊『スペイン語初級 第4版』を使用するので、間違えないこと。