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最終更新日:2024年3月15日

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演習(現代アメリカ法)

ミシガン大学とコロンビア大学のロー・スクール教授により,今日のアメリカ法が直面するホ ット・イッシューにつき英語で授業をしていただく。授業のスタイルは各教授によって多少 異なるが,予習を前提としたソクラティック・メソッド(質疑応答形式)を主流とするアメリカ のロー・スクールの雰囲気を体感してもらう。時間が変則(主要部分は5月,6月の月曜5 限,木曜3限4限を使った週2-3コマ)であることに注意。日本人教授が同席して補助する ので,多少英語に自信がなくとも,英語での授業にチャレンジしようという学生の参加を歓 迎する。第1回のイントロダクショ ン(説明会)にも必ず参加すること。出席・発言と授業内 容に関連したレポート(日本語または英語)とが評価の基準となる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6925
GLP-LS6501S9
演習(現代アメリカ法)
唐津 恵一
S1 S2
月曜5限、木曜3限 他
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回(4月8日(月)5限)イントロダクション:授業の概要説明 第2回―第5回(5月9日(木)3−4限,13日(月)5限,16日(木)3限) ミシガン大学のNicholas Calcina Howson教授:本講義は,アメリカの1934年証券取引所法(Exchange Act)10条のもとで発せられたRule 10b-5の概観である。講義で検討するのは,アメリカの裁判所や行政庁 によるRule 10b-5の適用とこのRuleをめぐり発展した重要なアメリカ法学,そして1995年私的証券訴訟改 革法(PSLRA)や2010年ドッド=フランク・ウォールストリート改革・消費者保護法(Dodd-Frank)など,裁判所 と合衆国議会とがともにその適用を抑制したり緩和したりするさまである。さらに講義では,近年やはり適用が 抑制されているRule 10b-5の域外適用にも触れる。 第6回―第9回(5月16日(木)4限,20日(月)5限,23日(木)3-4限) コロンビア大学のJane C. Ginsburg教授:アメリカ著作権法をその歴史的基礎から現代の技術的課題まで 概観する。第1講では著作権と著作者の基本原則とともに著作物を扱う。第2講では著作権者と期間を講ず る。第3講では,デジタル環境への適用を含め,排他的権利を扱う。第4講では排他的権利の例外,主としてフ ェアユース原則を扱う。 第10回―第13回(6月3日(月)5限, 6日(木)4限,10日(月)5限,13日(木)4限) コロンビア大学のEdward Fox教授:本講義ではアメリカのコーポレイト・ガヴァナンスを概観する。講義では 公開会社と閉鎖会社の両方のガヴァナンスの法的問題を扱う。さらに講義では,アクティヴなヘッジファンドや パッシヴな大投資ファンドの発展など,最近の企業投資の構造変化の意味について論ずる。
授業の方法
双方向授業で行う
成績評価方法
筆記試験を行わない。 平常点を考慮する。 レポートを課す。 成績を合格・不合格で評価する。
教科書
教材を配付する。毎回英文20ページ程度を読むことになる。
参考書
授業で紹介する。
履修上の注意
とくになし。
その他
毎年開講