大きく2つに分けます。
1)一般的違法性阻却の諸問題として、懲戒権行使、報道機関の取材に対する秘密漏示、弁護活動による名誉毀損、宗教活動、自救行為など現代的問題を扱います。
2)沿革研究として、いつ頃から、軽微犯罪や正当目的相当手段という枠組みが成立したかの調査を行います。
教員も軽微暴行の処罰の限界について報告を担当します。沿革を調査するとともに、現在の実務状況も教員自身で調査して、何回か報告する予定です。なお、現在では下火になっていますが、できれば争議をめぐる紛争も検討対象とし、こちらは学生さんに担当してもらいたいと考えています。