大学院
HOME 大学院 知的財産法
過去(2019年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

知的財産法

 知的財産法、なかでも特許法と著作権法について、法曹として最低限必要と思われる基礎的な知識を習得するとともに、各種の制度の趣旨や論点について学ぶことにより、将来、実務で活躍するために必要となる応用力を涵養することを目的とする。
 授業は、初回は、イントロダクションとして、知的財産法の初学者のために, 総論として, まず知的財産法の対象となる知的財産の特殊性, 有体物と異なる点を解説し, そのうえで, 知的財産法の基本的な発想の仕⽅を講義する。
 以降の授業は大別して、前半の基礎知識編と、後半の応用編に分かれる。前半の基礎知識編では、田村善之『知的財産法』(第5版・2010年・有斐閣)に準拠しつつ、配布するレジメに基づいて、特許法と著作権法をひととおり俯瞰する。
 後半の応用編は、特許法、著作権法のなかから重要なトピックを選び、pptを用いながら詳細な講義を行う。このように二段階の構成をとることで、各種の制度が絡み合っているという意味で高度な論点に対しても、多角的な視点から理解することが可能となることを期待している。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6372
GLP-LS6402L1
知的財産法
田村 善之
S1 S2
火曜1限、木曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
イントロダクション 第1回 知的財産法総論 基礎知識編 特許法 第2回 特許制度の意義 第3回 特許が認められるための要件 第4回 特許付与の⼿続き 第5回 〜第7回 特許権侵害の成否をめぐる攻防 第8回 特許権の経済的利⽤ 著作権法 第9回 著作物性 第10回~第12回 著作権作権侵害の成否 第13回 著作者 第14回 著作物の経済的利⽤ 応用編  第15回~第26回 下記のテーマが候補となるが、授業の進捗状況、新たな裁判例の出現その他に合わせて一部変更の可能性あり。 特許制度の機能、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム、均等論、間接侵害、消尽、先使用、標準必須特許、損害賠償 著作権法リフォーム論、応用美術、著作権の保護範囲、間接侵害
授業の方法
その他(講義)
成績評価方法
筆記試験A方式(2時間)を行う。 平常点を考慮する。 レポートを課さない。 成績をA+・A・B・C+・C-(2011年度以前の入学者はC)・Fで評価する。
教科書
田村善之『知的財産法』(第5版・2010年・有斐閣)
参考書
田村善之=時井真『ロジスティクス知的財産法Ⅰ特許法』(2011年・信山社) 田村善之=高瀬亜富氏=平澤卓人『ロジスティクス知的財産法Ⅱ著作権法』(2014年・信山社)
履修上の注意
特に事前の予習は必要としない。