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最終更新日:2024年3月15日

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科学技術と政治・行政

科学技術と政治・行政
科学技術の研究開発、科学技術の実社会の各分野での利用に際して必要になるリスク規制やイノベーションの促進は社会の政治組織、行政組織、企業、社会集団、専門家、市民様々な主体の利益や価値に関わり、これらの課題をめぐっては諸主体間での政治が展開される。科学技術に関する判断は、しばしば科学的技術的に規定されていると認識されることも多いが、実際には多くのトレードオフや不確実性等に関する判断が埋め込まれており、一定の裁量が埋め込まれている。科学技術に関わる政治・行政においては、各主体が科学技術に関する能力をどのように確保するのか、各主体が能力確保に投資するインセンティブ構造が確保されているのかというのも、重要な局面となる。また、現代政治・行政の活動は様々な科学技術的条件の上に成立している。
本演習では、まず、このような科学技術と政治・行政における基本的論点について、講義及び文献講読により概観する。具体的には、科学技術自体の性格とダイナミズム、科学技術政策の概念について検討した後、リスク評価・管理や事故調査・インシデント情報共有による学習メカニズム、知識生産や技術の社会導入に関わるイノベーションのメカニズム、科学技術に関する調整メカニズム、国際レベルにおけるリスク規制(安全保障に関するリスクも含む)と国際的な知識生産、技術の社会導入を進めていくための国際協力のメカニズムについて検討する。
その上で、AI等情報技術政策、生命科学技術政策、エネルギー・気候変動政策、宇宙政策について、専門家や実務家のレクチャーを踏まえ、具体的に検討する。最終的に、参加者は関心のあるテーマに関してレポートをまとめることが求められる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-19
GLP-LP6306S1
科学技術と政治・行政
城山 英明
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
本演習では、まず、科学技術と政治・行政の交錯領域に関する基本的課題について、講義と献購読により検討する。その後、ゲストスピーカーによる事例紹介を行う。その上で、各参加者がテーマを選択し、レポートを執筆する。
授業の方法
講義及び各参加者による報告に基づいて、議論する。また、ゲストスピーカーの講義に基づく議論も行う。
成績評価方法
授業参加およびレポートによる。
教科書
教科書:城山英明『科学技術と政治』ミネルヴァ書房。
参考書
参考文献:開講時に指示する。
履修上の注意
英文文献も扱う。
その他
連絡の必要がありうるため、4月10日までに履修予定者は下記の担当教員メールアドレスにメールを送ること。 初回は4月13日(ズーム予定)とします。 当面、メールによるやり取りとズームを併用します。