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最終更新日:2024年3月15日

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政治思想と公共政策

政治思想と公共政策
政治思想上の諸問題は、政策を作り、運用する過程に、さまざまな形で深くかかわっている。これは、いわゆる「公務員倫理」(あるいは「政治倫理」?)といったような、決定者の心得にとどまるものではない。現場で直面する、個々の課題について選択を迫られるとき、結論に至る筋道は多くの場合、何がいったい「平等」か、人のいかなる「自由」を守るべきか、政府がなすことの限界をどうさだめるか、そもそも「政治」とはいったい何なのか……といった、原理上の問いについて、当面する状況に適したアイディアを見いだす思考作業と切り離せないのである。 

この授業は、担当者の報告と、参加者全員の討論による、演習形式で行なう。授業時間は毎回延長する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-07
GLP-LP6301S1
政治思想と公共政策
苅部 直
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
戦後日本において、論壇・演劇界・文壇で活躍し、政策決定にも深いかかわりをもった知識人、山崎正和のオーラルヒストリーを会読する。単にその人の伝記を追うというのではなく、これを中心にして、同時期を扱った他の著作や、同時代の思想史・政治史の資料と読み合わせながら、戦後における思想の変化、政治と知識人との関わりについて議論したい(開講は4月10日の予定。掲示を必ず見ること。)
授業の方法
毎回、報告担当者を決め、一人30分の報告ののち、全員で討論する。参加者全員が、あらかじめテクストを、わからない箇所は自分で調べながら熟読し、何かコメントを考えて授業に臨むことが必須である。
成績評価方法
口頭報告+ふだんの授業態度+(参加多数の場合)レポート
教科書
御厨貴ほか編『舞台をまわす、舞台がまわるーー山崎正和オーラルヒストリー』(中央公論新社、2017年)。生協書籍部にて各自購入すること。
参考書
佐々木毅ほか編『戦後史大事典』増補新版(三省堂、2005年) 神田文人ほか編『戦後史年表 1945~2005』(小学館、2005年)
履修上の注意
無断の欠席・遅刻は厳禁。授業時間は延長するので、6限にほかの授業の履修を考えている人は履修しないこと。初回に説明を行うので、必ず出席すること。