大学院
HOME 大学院 グローバル化する教育実践
過去(2022年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

グローバル化する教育実践

本授業では、文献講読を通じて各国の教育実践の概要を学ぶとともに、「比較教育学」が射程とする学術研究の蓄積と課題を理解することを通じて、世界の学校教育制度とカリキュラムが子供の発達及び学習の過程に与える影響について考察し、教育実践をグローバルな視野から見られるようになる。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-303-07
GED-AS6306L1
グローバル化する教育実践
林 寛平
S1 S2
月曜1限、月曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、英語、日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
1. 北欧の教育最前線-市民社会をつくる子育てと学び 2. 欧州における学生運動とオルタナティブ教育の展開 3. アメリカにおける学歴の値段と名門大学の入学試験 4. アドミッションに見る多様な評価 5. 世界の授業スタイル 6. 多文化の中の子育てと価値観 7. レッジョ・アプローチの世界的な広がり 8. 科学技術の発展と新しい教育実践 9. 国際学力調査に見る21世紀の学校システム 10. 学力ビジネスと世界教育戦争 11. アフリカ諸国における教育開発の新局面 12. 「教育の輸出」の勃興と功罪 13. 世界から見た日本の教育 14. ジェンダー・移民・格差社会と「社会問題の教育化」 15. グローバル教育政策市場をどう捉えるか
授業の方法
講義、ディスカッションおよびグループワーク形式で行う
成績評価方法
成績評価はレポート(100%)とする。レポートは本授業で扱った議論を踏まえて関連文献を読んだり調査を行うなどした内容を1200字程度でまとめる。毎回の授業で求める指定図書の所感まとめ(A4で1枚程度)は成績評価には含めない。
教科書
北欧教育研究会(2021)『北欧の教育最前線-市民社会をつくる子育てと学び』明石書店
参考書
映画「学歴の値段~集金マシーン化した米大学の真実~」(アンドリュー・ロッシ監督、2014) 冷泉彰彦(2014)『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』CCCメディアハウス エイミー・チュア(2011)『タイガー・マザー』朝日出版社 映画「Most Likely to Succeed」 アンドレアス・シュライヒャー(2019)『教育のワールドクラス――21世紀の学校システムをつくる』明石書店 アマンダ・リプリー(2014)『世界教育戦争』中央公論新社 DVD「子どもたちの100の言葉 レッジョ・エミリア市の挑戦2001」(佐藤学, 2013) 佐藤学(監)(2011)『驚くべき学びの世界―レッジョ・エミリアの幼児教育』東京カレンダー James Tooley (2009) The Beautiful Tree: A personal journey into how the world's poorest people are educating themselves, Cato Institute A. Yonezawa et al. (2019) Japanese Education in a Global Age: Sociological Reflections and Future Directions, Springer Karen Mundy et. Al (2016) Handbook of Global Education Policy, Wiley-Blackwell
履修上の注意
授業は2回連続とし、おおむね隔週の頻度で行う。受講生は毎回指定図書を読んでA4で1枚程度のまとめを持参し、授業の初めに受講生同士で所感を共有する。授業の一部はオンラインあるいはオンデマンドで行う場合がある。受講者に日本語以外の話者がいる場合には、英語で授業を開講する可能性がある。その場合でも、レポートは日本語での提出も可とする。
その他
日程や内容・授業の方法は受講生と相談の上で変更する場合がある。