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最終更新日:2024年4月1日

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臨床心理面接特論Ⅱ

質的インタビューと分析の方法を学ぶ。
 近年、臨床心理学的な研究において質的研究の技法に近年ますます注目が集まっている。心理療法やカウンセリングなどの実践においても、面接結果をていねいに読み解いていくための手続きや技法は、質的な調査インタビューから学ぶところが大きい。
 この授業では、基本的なテキストの輪読をして質的なインタビュー調査の全体像を理解した後、各自が収集した語りデータを素材として分析法の実習を行う。手法としては比較的オーソドックスなカテゴリー分析を基本としながら他の方法にも目配りを行い、幅広く質的データの分析法を理解することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-216-05
GED-IE6601L1
臨床心理面接特論Ⅱ
能智 正博
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教育学研究科
授業計画
 以下のようなトピックを扱う。 ・インタビューの諸理論 ・インタビュー法のバリエーション ・インタビューの手順 ・ナラティヴの分析の諸技法 ・初期コーディングの手続き ・発展的コーディングの手続き
授業の方法
 セメスターの前半では調査インタビューに関するテキストを素材にして、受講者は担当箇所の発表を行うとともに、ディスカッションのファシリテーターの役割を担う。並行して、授業外でインタビューを行ってデータを用意する。  セメスターの後半では、分析をいくつかのステップに分けて学んでいくが、受講生が語りのテクストを提供し、それをエクササイズの材料として用いながら分析の手続きを学んでいく。収集したテクストの分析は各自進めていき、最終的に、分析結果をもとにしたレポートを執筆する。
成績評価方法
 出席と授業への参加:50%  レポート:50%
教科書
 使用しない。
参考書
『質的研究法』(能智正博著、東京大学出版会、2011) 『質的研究のための「インター・ビュー」』(S.Kvale著、新曜社、2016)
履修上の注意
 臨床心理学コース限定の授業なので、他コースの学生は受講できません。