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最終更新日:2024年4月1日

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高等教育論

高等教育論
この授業では,既に実体面では多様化が進行し議論することが困難となっているようにもみえ、他方で高等教育政策上は一面的に捉えられているという印象も拭えない、大学と何なのか、いい換えれば大学の理念を中心に扱う.現在大学をめぐっては,様々な課題や改革の議論がなされているがが,大学の根本を不問にしたものや,歴史的に繰り返し指摘されてきたことも少なくない.そのため、現在どうあるか、とか、これからどうすべきか、というモードとは一歩ひいた視点から大学とは何かを見つめ直すこととし,古典から近年の議論に至るまで可能な限り網羅的に取り上げながら,受講生と共に考察する.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-214-06
GED-IE6400L1
高等教育論
小方 直幸
S2
土曜3限、土曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
①欧州の大学論で,19世紀から20世紀にかけて,イギリスやドイツで展開されたもの,②20世紀半ば以降のアメリカの大学論,等を取り上げつつ,③現在の大学改革・経営や黒糖教育政策との関係を批判的に考察する.なお,授業で取り上げる文献や内容は,受講者の理解や関心状況に応じて,途中で変更や改訂、追加や削除が行われることがある. ①導入 ②イギリス-教養教育型の大学理念(1) ③イギリス(2) ④ドイツ-研究型の大学理念(1) ⑤ドイツ(2) ⑥その他のヨーロッパにおける大学理念 ⑦アメリカ-イギリス・欧州大陸の理念の折衷と独自展開(1) ⑧アメリカ(2) ⑨アメリカ(3) ⑩現代の大学論(1) ⑪現代の大学論(2) ⑫大学の現場と大学論 ⑬総括討議
授業の方法
授業時に提示するテキストや資料の事前の精読・予習を前提とし,それを踏まえて内容の確認,設定課題に対する受講者間のディスカッションを行いつつ進める.なおこの授業はS2ターム、2限連続の授業で行う予定にしている.集中的に学べるものの、予復習内容もその分集中することを前提に受講をして欲しい.また授業時間が長くなるため、講義形式にとどまらない受講者間のディスカッションや書く作業等も適宜取り入れていく予定でいる.
成績評価方法
予習等の準備状況,並びにそれを踏まえた授業時のディスカッションへの参加度合や議論の内容,レポートを総合的に判断して行う.
教科書
少なくとも授業の前の週に、予習教材としてその都度提示・配布する予定.
参考書
授業時に適宜紹介する予定.
履修上の注意
特になし