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最終更新日:2024年4月1日

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教育社会学の研究課題

教育社会学の研究課題/ Research Issues in the Sociology of Education
教育を対象とする社会学的研究は、これまで理論的・実証的な知見を蓄積してきた。しかし、社会経済構造の変化の中で、従来の理論枠組みや概念、研究方法では把握しきれない新たな研究課題が出現してきていると考えられる。これまでの教育社会学にとって盲点となってきたそれらの新たな研究課題を探り出し、実証研究に結び付けてゆく方途を検討することをこの授業では目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-212-07
GED-IE6241S1
教育社会学の研究課題
本田 由紀
A1 A2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
第1回:オリエンテーション 第2回:教育とガバメンタリティ 第3回:教育と自己アイデンティティ 第4回:教育とエビデンス、アカウンタビリティ 第5回:教育とネオリベラリズム 第6回:「能力」の社会的構成 第7回:メリトクラシーとインドクトリネーション 第8回:グローバル化と資本主義の多様性 第9回:ナショナリズムと排外主義 第10回:第4次産業革命とソサエティ5.0 第11回:スキル偏向的技術変化と教育 第12回:ストリート官僚制と過剰包摂 第13回:圧縮された近代・半圧縮近代・ポスト近代 第14回:ダイバーシティ・権利・自由 第15回:期末レポート構想発表
授業の方法
各回の授業までに、指定された文献を読み、講読票に概要とコメントを記入してきてもらう。それを前提にして、授業は議論と講義を組み合わせた形で行う。授業では挙手ないし指名によりできるだけ学生からの意見を募る。
成績評価方法
毎回の授業において出欠確認を兼ねて学生は講読票を提出する。また、学期末に期末レポートの提出を求める。成績は講読票:期末レポート=7:3の比で評価する。
教科書
各回の授業で用いるテキストを初回に提示する。
参考書
P.ブラウン・H.ローダー・A.H.ハルゼー・J-A.ディラボー編、広田照幸・吉田文・本田由紀他訳『グローバル化・社会変動と教育1: 市場と労働の教育社会学』東京大学出版会 P.ブラウン・H.ローダー・A.H.ハルゼー・J-A.ディラボー編、苅谷剛彦・志水宏吉・小玉重夫他訳『グローバル化・社会変動と教育2: 文化と不平等の教育社会学』東京大学出版会
履修上の注意
学部において「教育社会学概論」および「教育社会学理論演習」を事前に履修していることが望ましいが、他大学からの大学院進学者でも受講できる。 欧米を中心とした教育社会学の先端的イシューと研究方法を知ることができる授業であるため、教育社会学分野で研究を進めようとする者はもちろん、教育学および社会科学全般に従事する者および教育現場・教育行政に関わる者にとって有益な知識を得ることができる。