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最終更新日:2024年3月15日

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文化資源の読み書き

文化資源の読み書き
研究活動においては読み書きが中心的役割を占めるが,研究対象をやや幅広に捉える文化資源学的アプローチにおいては,研究課題をいかに設定し,何を調査対象とするか,つまり,そもそも何を読み書きの対象とするのか,という問いが極めて重要である.いかに調べ,いかに考え,いかに伝えるか.このゼミでは,これらの問いをワークショップ形式で一緒に考えていく.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21225054
GHS-CR6E02S1
文化資源の読み書き
中村 雄祐
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1. ことば:自分の研究課題を短く表現すると,どんな言葉にまとまるだろうか?まず,自分の研究課題を手短に適切にあらわす言葉を,報告と討論を通じて考える. 2. かたち:研究成果を伝える方法は状況に応じて様々だが,その根幹にあるのは論文という形である.しかし,論文にまとまる前に,自分の研究課題はそもそもどんな形をしているのだろうか?たとえば,それは写真に撮れるのだろうか?できるだけ調査の具体的局面を想定しながら考える. 3. 広がり:研究を進めるためには対象を絞り込まなければならないが,絞り込むほどに様々な資料や先行研究とのつながりが浮かび上がってくるところが研究の面白さである.他方,その分,途中で迷子になることもある.自分の研究課題がどんな資料や研究と接点があるのか,また,間合いはどのくらいか.報告と討論を通じて考える. 4. 見通し:研究において当初の計画通りにことが進むことはまずないが,それでも,常に現時点の自分の立ち位置,進むべき方向を確認するスキルは必須である.一学期のゼミのまとめとして,自分が今どこにいるのかを整理する.
授業の方法
参加者の作業,報告、討論を中心に、ワークショップ形式で進める. b/対面を中心としたハイブリッド授業. 4/06:ガイダンス
成績評価方法
授業への参加(報告、討論)50% 最終レポート50%
教科書
戸田山和久 (2012)『新版 論文の教室―レポートから卒論まで』(NHK出版).
参考書
中村雄祐(2009)『生きるための読み書き - 発展途上国のリテラシー問題』(みすず書房) 齋藤晃 (編)(2009) 『テクストと人文学: 知の土台を解剖する』、人文書院
履修上の注意
この演習は、参加者の研究関心を出発点として、作業,報告、討論を中心にワークショップ形式で進める.各段階での報告、討論を通じて、いかに調べ,いかに考え,いかに伝えるか、を考え、実際に試しながら追及していくていく。