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最終更新日:2024年4月1日

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日本法制史史料研究

史料群の成立と伝来を探る
日本法制史に関する史料・文献の「群」としての成り立ちや性質について、収集・伝来・利用といった経緯に遡った分析と検討を加え、以て近代の日本法制史学の特質の一端を明らかにすることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21221251
GHS-JS6B02S1
日本法制史史料研究
新田 一郎
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
法学部図書室及び法制史資料室に架蔵する三浦周行旧蔵文献群を素材として、上記「目標」への接近を図る。三浦周行は明治後半から昭和初年にかけて活躍した日本(法制)史学者、東京帝国大学文科大学国史学科を卒業、明治30年代に本学部と深い関わりを持った後、国学院ついで京都帝国大学において日本(法制)史を講じた。その旧蔵書は京都大学・国立国会図書館・国立台湾大学など各処に分散して今に伝わり、一部は古書肆の手を経て本学部の所蔵に帰した。本演習では、三浦周行旧蔵書群を起点として、法制史に関する文献史料の収集・伝来・利用の経緯を例示的に調査検討するとともに、適宜関連する人物や事項に調査対象を広げ、明治期の日本法制史学の状況について考究する。
授業の方法
これまで担当教員が進めてきた調査の跡をたどることから始めて、この主題についてそれなりの「土地鑑」を得たところで、目録類の調査整理、文献史料の読解、文献への書き込みの読解、伝来に関わる情報の探索整理、関連する文献や人物についての情報の探索整理などへと進む。授業は、主として調査の進捗状況の報告、文献の読み合わせと討論によって進行するが、適宜、法制史資料室における資料・文献現物の調査を行うことも想定している。いずれにせよ、授業時間内で完結するものではなく、参加者には、図書館やデータベースなどを活用して積極的に調査を進めることが期待される。
成績評価方法
平常のパフォーマンスによる
教科書
特定の教科書は使用しない
参考書
授業の進行に応じて適宜指示する
履修上の注意
漢文・古文の読解力が求められる。また、日本史全般に関するそれなりの水準の知識を有することが望ましい。