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最終更新日:2024年4月22日

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精神医学:精神疾患とその治療

精神医学:精神疾患とその治療/ Topics in Neuropsychiatry
疫学的研究では、精神疾患の有病率は高く、日本では11人に1人が精神疾患に該当し、5人に1人が生涯で精神疾患にかかることが報告されている。精神疾患の半数が14歳までに、75%が24歳までに発症し思春期や青年期での発症がみられ、何らかの影響を人生に及ぼす可能性がある。
こころや脳は、 いまや社会の重要な関心テーマとなっている。
2013年より日本の医療計画制度が「5疾病5事業及び在宅医療」とrenewalされた
5疾病とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患を指し、
5事業とは、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、 周産期医療、小児救急医療を含む小児医療を指す。このようにメンタルヘルスの重要性の高まりが 日本においても政策へ反映され始めている
本講義では、こうした重要性を認識されてきた人間の精神機能の障害である精神疾患の現時
点までの知識を広く学び取ってもらい、実際の生活場面で生かすことのできる知恵を得ても
らうことが目標である。精神疾患の背景となっている脳についての科学的研究も合わせて紹
介することがある。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21220904
GHS-GC6I01L1
精神医学:精神疾患とその治療
榊原 英輔
S1 S2
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
気分障害、てんかん、発達障害、統合失調症など各精神・神経疾患など、疾患ごとの講義と、メンタルヘルス、精神科リエゾン、文化精神医学、就労支援などの方法論ごとの講義を組み合わせ、さらに臨床心理士などからの講義もあわせておこない、 現在の精神医学、メンタルヘルスの実践を様々な切り口から論じる。第1回と第2回のみZoomのオンライン授業、第3回目以降は対面講義とする。 第1回 4月7日 榊原英輔 精神医学総論(オンライン) 第2回 4月14日 市橋香代  不安症・リエゾンコンサルテーション(オンライン) 第3回 4月21日 池亀天平  統合失調症 第4回 5月12日 安藤俊太郎 うつ病 第5回 5月19日 金生由紀子 発達障害とその支援 第6回 5月26日 神出誠一郎 アルコール・薬物依存 第7回 6月2日 濱田純子   臨床心理士の実践    6月9日 休講 第8回 9月16日 大島紀人  大学生のメンタルヘルス 第9回 6月23日 多田真理子 緩和ケア 第10回 6月30日 藤岡真生  てんかん 第11回 7月7日 森田健太郎 就学・就労支援 第12回 7月14日 近藤伸介  文化精神医学 第13回 7月28日 榊原英輔  精神医学の哲学
授業の方法
以下のような構成にすることを予定している ・前回の講義に関するfeedback(15分) ・基礎的な知識を伝える講義形式(80分)  ・講義に対するreaction paperへの記入(10分) レジュメはITC-LMS参照 第1回目と第2回目はオンラインで講義を行う。第3回目からは対面を予定している。
成績評価方法
<第1回と第2回について> 出席はzoomの記録を用いる カメラをオンとして顔を出していない場合は出席と認めない reaction paperはzoomのコメント機能を用いて行う <第3回目以降> reaction paperの提出により出席を確認し、さらにその内容から各講義に対する理解度を評価し、その合計得点に基づき成績を評価する。期末試験は行わない。講義への参加回数が少ない場合は評価の対象とならない。
教科書
特に指定しない
参考書
・現代臨床精神医学 (金原出版) ・TEXT精神医学 (南山堂) ・標準精神医学 (医学書院)
履修上の注意
reaction paperの代筆は認めない 代筆をしてもらった者・代筆をしたもの双方を不合格とする 悪質な場合は所属学部へ正式に報告する reaction paper提出時には、毎回学生証を提示し、担当教員に手渡すこと