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最終更新日:2024年4月22日
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聖と闇の美術史
聖と闇の美術史
西洋美術においてキリスト教美術がいかに定着し、それが継続したかについて、主に聖母主題とバロック美術を中心に概観する。16世紀に起こった宗教改革は聖画像に疑念を投げかけたが、カトリック改革はそれを逆手にとって美術を振興させ、日本を含む世界に伝播させた。神や聖人の顕現する幻視の主題は、カラヴァッジョの闇の表現に始まるリアリズムの勃興とともにバロック美術で流行した。また、フランス革命後の市民社会で推進された政教分離以降、キリスト教美術は表向きは美術の主流ではなくなったもののメダイなど様々な媒体によって民衆の間に普及した。
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