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最終更新日:2024年4月22日

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聖と闇の美術史

聖と闇の美術史
西洋美術においてキリスト教美術がいかに定着し、それが継続したかについて、主に聖母主題とバロック美術を中心に概観する。16世紀に起こった宗教改革は聖画像に疑念を投げかけたが、カトリック改革はそれを逆手にとって美術を振興させ、日本を含む世界に伝播させた。神や聖人の顕現する幻視の主題は、カラヴァッジョの闇の表現に始まるリアリズムの勃興とともにバロック美術で流行した。また、フランス革命後の市民社会で推進された政教分離以降、キリスト教美術は表向きは美術の主流ではなくなったもののメダイなど様々な媒体によって民衆の間に普及した。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21220313
GHS-GC6C01L1
聖と闇の美術史
宮下 規久朗
A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1~2 聖像と偶像・聖母図像の始まり 3~5 カトリック改革とバロック美術 6~9 カラヴァッジョと闇の美術史 10~11 幻視と法悦の図像 12~13 植民地のキリスト教美術 14~15 近代美術におけるキリスト教美術
授業の方法
対面で実施
成績評価方法
出席時のコメント30%、レポート70%
教科書
宮下規久朗『聖母の美術全史』筑摩書房、2021年。
参考書
宮下規久朗『そのとき、西洋では―時代で比べる日本美術と西洋美術』2019年、小学館。 宮下規久朗『聖と俗―分断と架橋の美術史』岩波書店、2018年。 宮下規久朗『闇の美術史―カラヴァッジョの水脈』岩波書店、2016年。
履修上の注意
とくになし