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最終更新日:2024年4月1日

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日本の文化財政策

日本の文化財政策
 本講義では近代から今日に至るまでの日本の文化財政策を概観する。逆説的に聞こえるかもしれないが、その根底にある問題意識は、これから未来に向かっての日本の文化財政策を長期的な視点で考えることにある。目先の経済効率や短期的な文化財の存続を追い求める政策ではなく、21世紀の文化財をあり方を長期的に――それこそ30年後や50年後を念頭に置きながら――考えていきたい。このような長期的な視点を養うためには、これまでの日本の文化財政策を長期的な視座で振り返って理解する必要がある。
 前近代と近代については、今日の「文化財」に相当・類似するモノとコトがどのように評価・継承されてきたのかを振り返る。現代については、「文化財」という新たな概念が戦後どのように採用されたかに始まり、文化財保護法の制定および文化財概念の拡大の経緯を分析する。その後、今日における日本の文化財政策の課題と将来の展望を検討する。
 講義は法令や行政文書を参照しながら進めていく。オンライン授業であることを意識し、こうした文章を音読しながら読む機会を設ける。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21215003
GHS-CR6E01L1
日本の文化財政策
松田 陽
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
授業スケジュール案(調整の可能性あり) Week 1: イントロダクション① Week 2: イントロダクション② Week 3: 前近代 Week 4: 近代① Week 5: 近代② Week 6: 近代③ Week 7: 近代④ Week 8: 現代① Week 9: 現代② Week 10: 現代③ Week 11: 現代④ Week 12: 今日① Week 13: 今日②
授業の方法
Zoomを使ったオンライン講義
成績評価方法
- 毎回の授業のコメント(200字以上)および期末レポート(3000字程度)。 - 授業コメント提出は出欠管理も兼ねる。 - 単位取得のためには、期末レポート提出および最低9回のコメント提出(すなわち最低9回の出席)が必須。
教科書
特になし
参考書
『文化財の活用とは何か』(六一書房、2020年) 『文化財保護法五十年史』(文化庁、2001年) 児玉幸多・仲野浩編1979『文化財保護の実務』上・下巻(柏書房) 『文化財保護法詳説』(刀江書院、1950年) 『文化財保護の歩み』(文化財保護委員会、1960年)
履修上の注意
特になし
その他
学部・大学院の共通授業