1) イントロダクション-ジェンダー、クィア理論とはなにか
2) フェミニズムから女性史へ
3) 異性装の物語をクィアに読む-『とりかへばや物語』『新蔵人物語』
4) フェミニズムと母性
5) ポルノ論争とフェミニズム-『小柴垣草紙』
6) レズビアン/ゲイスタディーズからクィアへ-井原西鶴『男色大鏡』
7) 森鴎外『ヰタ・セクシュアリス』のセクシュアリティ
8) 『血と薔薇』の時代とクィア-沼正三『家畜人ヤプー』
9) 文学のフェミニズム-笙野頼子『ウラミズモ奴隷選挙』
10) 「女流」文学とジェンダー-津島佑子『ジャッカ・ドフニ-海の記憶の物語』
11) 「男流」文学とジェンダー-村上春樹『1Q84』
12) アイデンティティポリティクスからクィアへ-松浦理恵子『最愛の子ども』、沼田真佑『影裏』
13) まとめ