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最終更新日:2024年4月22日
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近代中国における儒教
この授業では、中国の近現代の思想史を、儒教の展開という観点から考察するものである。多くの日本人にとって儒教とは、封建的な旧道徳と認識される場合が多い。だが清末期以降、国内秩序の転換と西洋知の流入という経験を通じて、儒教は独自の発展を遂げ、中華民国以降、中国が近代的な国家を志向するようになってからも、無視できない影響力を保ち続けた。この授業では、清末の経世思想や公羊学、清末民初の孔教運動、民国期の儒教批判と新儒家の台頭、現代中国における儒教復興といった事象に注目しながら、中国を長期的に規定してきた儒教の特質を理解し、儒教が持つ多様な可能性や問題点について議論できるようになることを目指す。
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