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最終更新日:2024年4月22日

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中国語圏映画研究

中国語圏映画研究
21世紀に入って発見された植民地期台湾の映画フィルムおよび脚本について、先行研究として論文集『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』(東京大学出版会、2017年)の各章を検討しつつ、具体的な読解を試みる。歴史的、地域的な文脈を意識することで、それぞれの映画が何を誰に向けて表象しているのか、批判的に考察する力を養う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21192112
GHS-AS6A01L1
中国語圏映画研究
三澤 真美恵
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1「序章 発見された植民地期台湾映画フィルム」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 2「第一章 植民地期台湾で巡回上映された娯楽映画の特徴」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 3「第二章 台湾で見つかった戦前日本アニメーション映画――フィルム・アーキビストはどう見たか」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 4「第三章 「銃後」の“あるべき国民”と植民地台湾の映画利用」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 5「第一部 日本から移入された映画」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』で扱われた映画のうち1〜2本を選び、歴史的、地域的な文脈を意識しながら、自分なりの読解を試みる(1回目)。 6「第一部 日本から移入された映画」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』で扱われた映画のうち1〜2本を選び、歴史的、地域的な文脈を意識しながら、自分なりの読解を試みる(2回目)。 7「第四章 植民地台湾の戦時動員と映画――『台南州 国民道場』を中心に」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 8「第五章 『南進台湾』が展示する「統治者の視点」」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 9「第六章 植民地期台湾の文化映画における聴覚的要素の検討」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 10「第七章 「台湾らしさ」を排除した『南進台湾』の背景音楽――皇民化運動表現との関連性」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 11「終章」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』 12「第二部 台湾で製作された映画」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』で扱われた映画のうち1〜2本を選び、歴史的、地域的な文脈を意識しながら、自分なりの読解を試みる(1回目) 13「第二部 台湾で製作された映画」『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』で扱われた映画のうち1〜2本を選び、歴史的、地域的な文脈を意識しながら、自分なりの読解を試みる(2回目)
授業の方法
演習形式(受講者によるプレゼンテーション、ディスカッションを含む)
成績評価方法
授業参加状況(プレゼンテーション、ディスカッションなどの内容)100%
教科書
三澤真美恵編『植民地期台湾の映画――発見されたプロパガンダ・フィルムの研究』(東京大学出版会、2017年)
参考書
若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)、周婉蓉『図説 台湾の歴史』(平凡社、2007年)、呂訴上『臺灣電影戯劇史』(銀華出版、1961年)、三澤真美恵『殖民地下的「銀幕」――台湾総督府電影政策之研究(1895−1942年)』(前衛出版、2001年)、三澤真美恵『「帝国」と「祖国」のはざま――植民地期台湾映画人の交渉と越境』(岩波書店、2010年)。
履修上の注意
若林正丈『台湾:変容し躊躇するアイデンティティ』(ちくま新書、2001年)、周婉蓉『図説 台湾の歴史』(平凡社、2007年)のいずれかを読み、台湾に関する基礎的知識を得ておく。