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最終更新日:2024年3月15日

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死生をめぐる偶然と確率

死生をめぐる諸問題についての偶然と確率の視点からの考察
死と生をめぐる諸問題に、偶然や確率という事象、概念、およびそれらにまつわる諸理論がどのよう関わっているのか、もしくは、関わりうるのかを考察する。
各人にとって自身の生と死は一度きりの事象であり、いずれはみなが死に至ることが確実と考えられるにもかかわらず、しかし、ある意味では、そうであるがゆえに、死と生をめぐる私たちの思考には、意識するか否かにかかわらず、確率や偶然(性)にまつわる思考が深く関わっている。
また、人間は、不慮の偶発的事態に起因する不具合や不幸を避けようと長年にわたって努力を積み重ね、その結果、ある程度の成果を挙げてきたが、そのことの副産物として、逆に合理的な思考ができなくなってしまったり、旧来の倫理規範や価値観がゆらぐ事態が現れつつある。
本講義では、生と死の問題について、偶然や確率をめぐる議論がどのようにかかわるのかを、様々な哲学者たちの主張に注目しながら考察していくことを試みる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21190065
GHS-XX6A01L1
死生をめぐる偶然と確率
乘立 雄輝
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
概ね、以下のような順序で進行していくことを予定している。 初回:イントロダクション 本講義の主題についての説明ーーー「偶然を飼いならす」ことの禍福について 1.偶然と確率ををめぐる予備的考察と哲学史的背景 2.「リスク」を理解することの難しさについて 3.「信じること」と確率の問題 4.偶然性と生(命)との関係 5.偶然性によって支えられる価値と倫理 6.死生をめぐる確率の問題 最終回:まとめ
授業の方法
講義形式で行う。
成績評価方法
平常点(出席など)と学期末のテストを総合して評価する。
教科書
教科書は用いない。
参考書
適宜、授業中に紹介する。
履修上の注意
特になし。