学部後期課程
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最終更新日:2024年3月15日

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病理学

病理学
本講義では、ヒトに生じる各種疾患の病理変化の基本原理についてまず概説する。病理学的変化は、循環障害、代謝障害、炎症、腫瘍性変化などの基本的病変が細胞・組織単位にて生じ、種々の臓器・系統を冒す疾患に帰結する。これらを総論として講義した後、各種疾患の分類・病態について各論的に解説する。一部では、神経系疾患を例にとり、臨床から病理、分子病態、治療までを包括的に講義し、疾患の分子メカニズムから未来的な創薬標的同定までの流れを、モデル的に講義する。
これらの講義から、ヒトに生じる疾患の病態を理解するために、細胞の基本的病理変化や主要臓器に生じる代表的疾患についての基礎知識を修得し、薬物治療を行うにあたっての医学的思考法を身につける。 
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1011159
FPH-SH2406L1
病理学
富田 泰輔
A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
薬学部
授業計画
1. 病理学総論:細胞傷害と組織の修復、循環障害 2. 病理学総論:止血、炎症、アレルギー 3. 病理学総論:腫瘍概論 4. 病理学各論:消化管・肝胆膵疾患、循環器系疾患、血液疾患 5. 病理学各論:腎・泌尿器系疾患、呼吸器系疾患 6. 神経病理学:パーキンソン病 8. 神経病理学:アルツハイマー病
授業の方法
講義
成績評価方法
期末試験もしくはレポート(70%)および授業態度(出席率を含む)(30%)で評価(ただし出席率7割以上のこと)
教科書
プリント教材を毎回配布 病理学参考書を指定
参考書
標準病理学 医学書院 2015 (病理学総論のstandardな教科書) 器官病理学 改訂14版 南山堂 2013 (病理学各論のstandardな教科書) Robbins and Cotran pathologic basis of disease. 9th ed. Elsevier (英語の定番教科書)など
履修上の注意
特になし
その他
○本授業科目と関連する科目名 等 後期課程: 機能形態学、薬学実習 V ○薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連 等 ※[E2 薬理・病態・薬物治療](1)神経系の疾患と薬、(2)免疫・炎症・アレルギーおよび骨・関節の疾患と薬、(3)循環器系・血液系・造血器系・泌尿器系・生殖器系の疾患と薬、(4)呼吸器系・消化器系の疾患と薬、(7)病原微生物(感染症)・悪性新生物(がん)と薬 ○東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 疾患の病理・病態から治療法の原理・将来の展望までを俯瞰した内容を盛り込む。薬学アドバンスト教育ガイドライン(例示)の内容も併せて講義する。 ○オフィスアワー 設定しない。事前にメール等で連絡すること。