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最終更新日:2024年3月15日

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教育原理Ⅰ

反省知としての教育学
 「人間は教育されねばならない存在なのか否か」というテーマをめぐり、参加者各人が自己の(被)教育体験を対象化し、相対化する糸口を探ることを目標とする。このことが「教育を原理的に考える」第一歩である。遠回りのようだが、参加者間の討議により、教育の実践知の基盤となる反省知が獲得されていくはずである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09199201
FED-IE1601L1
教育原理Ⅰ
下地 秀樹
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
 授業の目標に近づくべく、教育学および隣接諸科学の成果を援用しながら、主な柱として次のようなテーマを検討する。 1.人間のメルクマール 2.人類化と人間化 3.近代化の行方:イゾラド 4.生命倫理を考える:エンハンスメント 5.正常と異常を考える:野生児の事例 6.近代学校の胎動と近代の人間観 7.臨界期 8.現代発達環境論 9.発達と教育の基礎理論 10.明治初期の教育 11.戦時下の教育 12.教育基本法 13.戦後の中等教育制度 14.学力観:PISA等の構想 15.現代の学校改革
授業の方法
 基本的には講義形式であるが、ほぼ毎回、上記問題群に関わる小レポートまたは小テストを課す。その論述を相互に討議し、批評しあう機会をなるべく多く設けたい。講義は、その結果を反映させながら構成する。  「教職に関する科目」(教員免許取得のための必修科目)であるが、教員免許取得にいたるプロセスのベースとなる問題群について、あまり先を焦らずに考える時間としたい。
成績評価方法
 学期末最終授業時には、総括としてのテストを実施するか、または期末レポートを課し、いずれにしても、さらに相互批評を行う。どちらにするかは、授業中に受講者との相談により決定する。成績評価は、前記「授業の方法」欄に示した小レポートや小テストと、この総括テストまたは期末レポートを総合した平常点評価とする。敢えて配分を記すと、小レポートおよび小テスト80%、総括テストまたは期末レポート20%とする。
教科書
 堀尾輝久他編『地球時代の教育原理』(三恵社)
参考書
 授業中に適宜紹介する。
履修上の注意
 この科目は教職に関する科目である
その他
※2018年度以前開講「教育原理」(担当教員:下地秀樹)と同一内容のため、既に単位を修得している場合は本科目の履修を認めない。