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最終更新日:2024年4月22日

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身体教育方法論

身体教育方法論(体育)
 本授業では、発育過程にある子どもが、運動嫌いにならず、自分のからだを上手に動かすことができること、生涯スポーツ(身体活動・運動)に繋がるようにすることについての教育方法論を学ぶ。具体的には、学校体育、部活動、生涯スポーツなどがその範疇となる。年齢や学年に応じた指導方法の具体例や実践(ロールプレイ)を踏まえての講義と学生自身の調査報告を中心に授業を進める。
 親子一緒の運動体験、幼児教育(体育)、学校体育、大学体育(学生)、あるいはスポーツ少年団・部活動・自主サークルの実状とその問題点を明らかにすることが議論の出発点となる。例えば、身体活動・運動の質と量が多い子どもと、そうでない子どもの二極化の対策方法、多くの大学で「体育」がないために学生時代にまったく運動を実践せずに就職していく若者と「メタボリック・シンドローム」の問題などは議論しておくべき必須事項である。また、何らかの原因で一度運動嫌いになると、以後の参加がかなり困難になることが知られており、これを防ぐ手立て考えることも現在の体育に求められる大きな課題である。ある動作の学習(例えば、投げる)において、知的発達段階に応じた上手なインストラクション(言語・非言語)の基本を知ることも不可欠である。
 授業は、講義に加えて、事前に設定したテーマに基づき、担当する受講者が、図書・論文・各種統計資料などをまとめてプレセンテーションを行い、全員でディスカッションする形式で進める。
 体育の教職の単位取得を希望している学生はもちろんのこと、体育のあり方について興味のある学生には適した授業内容である。なお、この科目は教科に関する科目「(体)保健体育科の指導方法」「(保)保健科の指導方法」に該当する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09195310
FED-DS3503S1
身体教育方法論
上岡 洋晴
S1
火曜1限、火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
第1-5回は講義、第6-7回は履修学生による個人テーマ別のプレゼンテーションとする。
授業の方法
 資料・新聞記事・パワポイント・映像などを用いた講義や、教室内でできる簡単な軽運動の実習(インストラクションなどのポイント学習)を行う。プレゼンテーションでは、パワーポイントを用いて、自身でテーマを選び、20分間程度説明した後に10分間の質疑応答を行う。
成績評価方法
 毎回の授業の最後に5分間程度で記載してもらうミニレポートと、プレゼンテーションの内容(質)とその明快さ(分かりやすさ)を総合して評価する。テストは実施しない。
教科書
とくになし。
参考書
文部科学省:小学校学習指導要領(体育編)、中学校・高等学校学習指導要領(保健体育編) 
履修上の注意
履修者によるプレゼンテーションは、単位取得の必須条件とする。