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最終更新日:2024年4月22日

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特殊講義「武力紛争法・国際人道法」

武力紛争(戦争)に適用可能な国際法の基本知識を習得し、ロシア・ウクライナ紛争をはじめとする世界各地の武力紛争の規制について考えるための視野を涵養する。なお、本科目は公共政策大学院開講科目「武力紛争と法」と連動している。したがって、この分野の知識をさらに深めたい学生は、「武力紛争と法」も履修(または聴講)すると良いだろう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C321684
FAS-CA4U17L1
特殊講義「武力紛争法・国際人道法」
黒﨑 将広
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第01回 武力紛争法・国際人道法の存在理由、戦争を規律する2つの国際法アプローチ(jus ad bellumとjus in bello)、武力紛争に適用可能なその他国際法規則 第02回 国際的武力紛争と非国際的武力紛争 第03回 軍事的必要性と人道性、交戦者の資格 第04回 戦闘員、非戦闘員・文民、非特権的交戦者(不法戦闘員) 第05回 文民による敵対行為への直接参加 第06回 害敵(戦闘)方法(1)攻撃規則の伝統的枠組み 第07回 害敵(戦闘)方法(2)攻撃規則の現代的枠組み 第08回 害敵(戦闘)方法(3)背信行為、奇計、間諜行為、捕獲、戦時復仇 第09回 害敵(戦闘)手段(1)通常兵器、自律型致死兵器システム 第10回 害敵(戦闘)手段(2)大量破壊兵器 第11回 犠牲者保護(1)傷病者、死者、行方不明者 第12回 犠牲者保護(2)捕虜 第13回 犠牲者保護(3)文民、占領法規
授業の方法
対面の講義形式で行う(初回の講義から対面で行う)。講義後の口頭や電子メール等を通じた質疑応答のやり取りの機会も活用する。
成績評価方法
期末試験を基礎としつつ、平常点(出席点ではなく、質問や議論等を通じた講義への積極的な参加に対する評価点)を加味する。
教科書
国際条約集(有斐閣)。ただし、過去5年以内のものが望ましい。
参考書
黒﨑将広他『防衛実務国際法』(弘文堂、2021年)。その他の資料については必要に応じて適宜指示する。
履修上の注意
国際法の基礎的知識がない学生も大歓迎だが、教科書等で自発的に講義内容の理解を補うことが望ましい(やる気があれば大丈夫)。本科目は講義形式を採用するが、履修者には積極的な質問や議論への参加が期待される。なお、他部局(研究科・学部)に所属する学生の履修または聴講も歓迎する(聴講の場合には、指定のemailアドレスを通じて事前に連絡を頂けると助かります)。
その他
初回から対面で講義を行います。