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最終更新日:2024年3月15日

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アメリカ思想テクスト分析

アメリカの思想:何を取り上げ、どう語ってきたか
アメリカ合衆国とその成立以前の北アメリカについて、17世紀から20世紀までの人々がどのように発言してきたか、重要な発言を輪読して、どのような「型」があるか、それがおのずと強調するものは何か、その型を押し広げるものは何か、について考える。講義形式と演習形式を織り交ぜる。
S2タームの同じ時間に開講する「アメリカ思想テクスト分析演習b」と一体になった授業なので、連続して受講することを強く求めたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2642
FAS-CA4O03L1
アメリカ思想テクスト分析
橋川 健竜
S1
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
以下の計画は「アメリカ思想テクスト演習b」(S2ターム開講)と共通する。また授業を行っていく中で変更される可能性がある。 第1回 授業紹介とクレブクール、ジェファソン 第2回 ピューリタニズム 第3回 ベンジャミン・フランクリン 第4回 自然を考える:超絶主義 第5回 エイブラハム・リンカンのアメリカ 第6回 ダーウィン後の思想1:社会進化論 第7回 フロンティアと地域 第8回 黒人思想史:デュボイス 第9回 第一次世界大戦とアメリカ理解 第10回 ダーウィン後の思想2:プラグマティズム 第11回 冷戦とアメリカ社会論 第12回 現代リベラリズムの検討1 第13回 現代リベラリズムの検討2 第14回 保守主義の時代と思想
授業の方法
以下の3つの形式を織り交ぜる 1 講義 2 全員で共通文献(長いもの)を読んで議論する 3 発表者を決めて主題と重要テキストに関する報告をしてもらい、議論する(受講者は全員、少なくとも1回担当する)
成績評価方法
出席、授業での報告と議論への参加、中間および期末レポートにより判断する。期末テストは行わない。
教科書
以下のほか、追加する可能性がある。 David A. Hollinger and Charles Capper, eds., The American Intellectual Tradition: A Sourcebook, 7th edition (New York: Oxford University Press, 2010) 亀井俊介・鈴木健二監修『資料で読むアメリカ文化史』全5巻(東京大学出版会、2005-2006年) フランクリン『フランクリン自伝』(中央公論新社、2004年) W.E.B.デュボイス『黒人のたましい』(岩波文庫、1992年)
参考書
斎藤真、大橋健三郎・本間長世・亀井俊介編『アメリカ古典文庫』全23巻(研究者出版、1974年-1978年) ブルース・ククリック(入江哲郎ほか訳)『アメリカ哲学史』(勁草書房、2019年) Richard Wightman Fox and James Kloppenberg, eds., A Companion to American Thought (New York: Blackwell, 1998). Jennifer Ratner-Rosenhagen, The Ideas That Made America: A Brief History (New York: Oxford University Press, 2017) Jennifer Ratner-Rosenhagen, American Intellectual History: A Very Short Introduction (New York: Oxford University Press, 2021).
履修上の注意
北アメリカ研究コースの必修科目。同じく必修科目の「アメリカ近代史」および「アメリカ現代史」を受講済み、ないしは受講中であることが望ましい。 S2タームの同じ時間に開講する「アメリカ思想テクスト分析演習b」と一体になった授業なので、連続して受講することを強く求めたい。 欠席が3回を超えると、自動的に単位取得資格を失う。
その他
思想は暗記するものではなく、味わって消化吸収するものなので、予習することはきわめて重要である。なるべく、一読してすますのではなく、わかりにくい箇所、気になった個所を何度か読み直し、議論をどう展開させているのかに気を配ってほしい。