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最終更新日:2024年4月1日

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ロシア東欧民族関係論

ユーゴスラヴィア史
 旧ユーゴスラヴィア地域の歴史的経験について理解を深め、多民族的な構成をもつ社会の諸関係を読み解く視座を獲得する。またそれを通して、現代世界の関連する問題を批判的に考察できるようになる。
 旧ユーゴスラヴィア地域の歴史的な歩みを概観しながら、この地域における政治と社会、また文化の諸相を再検討する。とくに、20世紀以降の時代に焦点を当て、多文化的な環境のなかで「民族」がいかなる意味と役割をもち、どのように社会の形成、維持、破壊、再編の過程が歴史的に実践されてきたかを考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2408
FAS-CA4M06L1
ロシア東欧民族関係論
鈴木 健太
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
 昨今の状況を鑑み、第1週および第2週は原則休講扱いとなり、第3週目からオンラインで授業が開始されます(第2週目は、担当者・受講者間のオンラインの接続練習を実施しました。休講扱いにおける実施であり、参加は成績評価の対象ではありません)  オンライン化に関する点を含め、授業について不明点等があれば、下記の「メールアドレス」欄の連絡先を通して各自お問い合わせください。  下記の授業計画は、2月時点のものです。授業回数の減少、またオンライン授業への移行により、一部内容の変更、省略を予定しています。 1. ガイダンス / 導入――「ユーゴスラヴィア」のイメージ 2. 序論 I――旧ユーゴスラヴィア地域を知る 3. 序論 II――古代から中近世まで 4. ナショナリズムの時代――民族の形成 5. サラエヴォ事件と第一次世界大戦――プリンツィプとは誰だったか 6. 戦間期のユーゴスラヴィア王国――「国民」国家の試み 7. 第二次世界大戦と人民解放――ユーゴスラヴィアの(再)建国 8. 社会主義ユーゴスラヴィアの実践 I――政治と社会 9. 社会主義ユーゴスラヴィアの実践 II――文化と暮らし 10. 社会主義ユーゴスラヴィアの崩壊――体制危機と改革の対立 11. 民族の独立と紛争――1990年代の戦争と社会の再編成 12. 21世紀の旧ユーゴスラヴィア地域――国民国家の安定、多民族性の減退? 13. まとめ――向こう岸の歴史と「民族」
授業の方法
講義による。
成績評価方法
期末レポート︓ 70%、授業への参加(コメントシート)︓ 30%
教科書
とくに指定しない。授業でプリントや資料などを配布する。
参考書
・柴宜弘『ユーゴスラヴ ィア現代史』(岩波新書 新⾚版445)、岩波書店、1996年 ・柴宜弘『図説 バルカンの歴史』(ふくろうの本、増補4訂新装版)、河出書房新社、2019年 ・鈴⽊健太・百瀬亮司・⻲⽥真澄・⼭崎信⼀『アイラブユーゴ――ユーゴスラヴィア ・ノスタルジー』(全3巻:1 ⼤⼈編、2 男の⼦編、3 ⼥の⼦編 )、社会評論社、2014〜2015年 そのほか、映像資料も含め、授業内で紹介する。
履修上の注意
履修前に予備知識は必要ありません。受講を機会に学んでいってください。
その他
 授業では毎時、コメントシートの記⼊を実施し、そこでの履修者の反応や⾒解を取り⼊れながら、授業を展開していく予定です。  毎回の授業やコメントシートの反応を踏まえながら講義を進めていく関係上、本シラバスの授業計画に順序や内容などの変更が⽣じる場合があります。  本授業のITC-LMSへのダイレクトリンク:   https://itc-lms.ecc.u-tokyo.ac.jp/*****