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最終更新日:2024年4月1日

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テクスト分析演習IV(2)

ゲーテとメンデルスゾーン=バルトルディ ドイツ文学と音楽の一例として 
ドイツ詩人ゲーテ(1749-1832)と音楽の関係は、これまでも多く論じられている。ゲーテのバラード『魔王』の付曲で特に知られるシューベルトに対して、生前のゲーテが冷淡だった逸話をどこかで耳にしたかもしれない。他方、1821年に師ツェルターに連れられてヴァイマルを訪れ、ゲーテに初対面した少年メンデルスゾーンは、その後、10年以上、老詩人と交流を続け、互いの創作に影響を与えあった。両者の相互影響関係を、ドイツ語テクストを読みながら(必要に応じて、音源も使いながら)探っていきたい。なお、本授業では、ドイツ語読解力の向上とともに、ゲーテおよび彼の生きた時代やドイツ文化を理解するうえで必要な歴史背景・文学知識の獲得も目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C161102
FAS-CA4H10S1
テクスト分析演習IV(2)
石原 あえか
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
ゲーテとメンデルスゾーンの関係をコンパクトにまとめたHalewskiの論文:Horst Halewski:"Goethe hat ihn bewundert. Goethes Begegnungen mit Felix Mendelssohn Bartholdy"(2009年、ライプツィヒ・シューマンハウスでの講演をもとにしたもの)を基礎テクストとし、そこに引用されているゲーテの詩や同時代人の証言・書簡などさまざまなジャンルのオリジナルテクスト(ドイツ語)も読む予定。ドイツ語テクストの読解・分析演習がメインではあるが、メンデルスゾーンおよび彼またはゲーテと同時代の作曲家が付曲した作品なども聴きながら、ゲーテとメンデルスゾーンの関係について、さまざまな方向からアプローチを試みたい。
授業の方法
演習形式で行う。音源も利用予定。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。
成績評価方法
毎回の議論(担当箇所の発表なども含む)やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
基礎文献として、まずHorst Halewski:"Goethe hat ihn bewundert. Goethes Begegnungen mit Felix Mendelssohn Bartholdy". Weimar, Bertuch-Verlag (2011)を講読の予定。最初はプリント配布で対応、詳しくは授業中に説明する。
参考書
授業中に適宜紹介する。なお、ITC-LMSを使って適宜授業に関する情報・指示・資料等も出す予定のため、忘れずに登録すること。
履修上の注意
毎回、ドイツ語の原文を読むので、履修者はドイツ語基礎文法を修了していることが条件。 なお、4月中はオンライン授業を予定(その後もオンライン授業を継続する可能性あり)。履修者と相談の上、方針を決めたく、その意味でも履修希望者は初回授業に出席することが望ましい。 課題・連絡・お知らせ等は基本的にITC-LMSを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。
その他
授業に関する注意事項・お知らせ・資料配布等は基本ITC-LMSを通して行うので、受講希望者は(仮・自己)登録をするとともに、毎回、授業前日には必ず一度ITC-LMSを確認して下さい。 また教員への連絡は、できるだけメールではなく、ITC-LMSのメッセージ機能を使って下さい。