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最終更新日:2024年4月22日

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テクスト分析演習II(1)

クラウディオ・マグリスClaudio Magrisの小説『公訴棄却Non luogo a procedere』を読む
クラウディオ・マグリスClaudio Magrisは、日本における知名度は低いが、現代イタリア文学を代表する批評家・作家のひとりである。本授業では小説『公訴棄却Non luogo a procedere』(2015)を講読する。この小説はタイトルが示唆するように一種のミステリーである。一方で、小説自体が開館準備中の歴史博物館として設定されている。博物館創設者の遺したメモ、彼の奇妙な人生についての証言、雑多な展示品のキャプション等々を読むうちに、読者は次第に第二次世界大戦中のトリエステで実際に起きた事件へと導かれていく。この授業では、マグリスの小説を味わうと同時に、証言することの意味、歴史と文学の関係性について考察したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C160901
FAS-CA4H08S1
テクスト分析演習II(1)
山﨑 彩
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語/イタリア語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
Non luogo a procedureを最初から精読する。長編小説だが、その内部では、さまざまなスタイルの独立した断章が寄せ木細工のように組まれている。それらを少しずつ読んでいく。舞台は第二次世界大戦中のトリエステであり、実際の史実に基づいた小説であるので、トリエステの歴史も確認しながら読みたい。
授業の方法
イタリア語のテクストを講読する。
成績評価方法
平常点
教科書
プリントを配布する。
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
初回時に指示する。 授業に関する質問や相談があるときは、下記メールアドレスに連絡してください。流動的な情勢ですが、できる限りお答えいたします。