議論の叩き台として下記教科書を用いつつ,指定タームの中で,第1回〜第3回はChapter 5 Phonetics: The Sounds of Languageで扱われる内容について,第4回〜第6回はChapter 6 Phonology: The Sound Patterns of Languageで扱われる内容について,それぞれ講義・演習を行う.第7回(最終回)はそれまでの内容を総括する意味で,期末試験を実施する.
phonetics(音声学)とphonology(音韻論)はそれぞれhow-questionとwhy-questionに対応する分野であり,前者は個々の音や音列がどのような性質を持ちどのように生成されるのか,後者は生成された音列がなぜそのようなパターンを形成するのかを考究するものである.why-questionは当然ながらhow-questionを前提とするので,音韻論にとって音声学の基礎知識は必須となる.
授業の方法
毎回の授業の進め方としては,指定範囲を必ず読んでくることを前提に,「スライドを用いた講義形式+関連問題を解く演習形式」のセットで話を進める.宿題も頻繁に課す.それと平行して,別プリントにてテキスト以外の話題をも補足しながら,議論を拡大・深化させてゆきたい.
話の流れにおいて,質問も大歓迎だが,指名も頻繁に行なう.積極的な参加を期待したい.
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以上のように予定していたが、以下の要領で授業方法を変更する。
<オンライン授業の要領>
1.特に指示がなければ、出席の必要はありません。この授業は「自習」と「メールのやり取り」にて行います。Zoomは用いません。
2.カバーする範囲は、教科書であるFromkin et al. (2014) An Introduction to Language (10th edition)の第5章Phonetics: The Sounds of Languageと、第6章Phonology: The Sound Patterns of Languageです。
3.まずは下記メールアドレスにて受講登録してください。パワポ資料をお送りします。「パワポ資料」とは、各章の内容で特に重要なポイントを浮き彫りにしつつ、新たな情報や考え方などを捕捉してまとめ直したものです。
4.「自習」の方法としては、1)6週分のパワポ資料に沿って5章と6章とを読み進めること(あるいは、教科書を読んだ上でパワポ資料により理解の確認を行うこと)、2)演習として各週に割り当てられたExercises 1-4をメールにて提出すること、3)各章やパワポ資料について不明な点はメールにて確認すること、の3つです。
5.4つのExerciseの提出期限は以下の通りです(状況により遅延があっても考慮します)。各問ともpdfにて提出すること。
Exercise 1 ----- 4月13日
Exercise 2 ----- 4月27日(Exercise 1がまだの方はこの日にまとめて)
Exercise 3 ----- 5月11日
Exercise 4 ----- 5月25日
6. メールアドレスは、*****です。
成績評価方法
評価は提出課題により行う.試験は実施しない.
教科書
Fromkin, V., Rodman, R., Hyams, N. (2014). An Introduction to Language. 10th edition. Boston: Wadsworth, Cengage Learning.