学部後期課程
HOME 学部後期課程 言語理論I
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

言語理論I

統語論入門 (2020年4月5日更新)
Liliane Haegeman (2006) Thinking Syntactically: A Guide to Argumentation and
Analysis (Blackwell, ISBN: 9781405118538) を用いた統語論の入門。
生成統語論研究で見いだされてきた種々の言語データの分析を通して、統語分析への入門を試みると同時に、仮説検証のプロセスを身につけ、議論構築の基礎を学ぶ。科学としての文法へのアプローチを身につけたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1529
FAS-CA4G28L1
言語理論I
稲葉 治朗
S1 S2
水曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1 言語の科学的研究 (1) 科学としての言語学 (2) データの一般化 (3) 諸言語 2 統語構造の分析 (1) 構造分析の方法 (2) 動詞句と文 (3) 指定部 3 語彙的投射と機能的投射 (1) 文の構造 (2) 結合と移動 (3) 意味関係 (4) 助動詞 4 構造の再考察 (1) 構造から意味へ (2) 動詞句内主語仮説 (3) 主語の位置と助動詞 5 周辺部の構造 (1) 文の周辺部 (2) 移動 (3) 非定形文の周辺 (4) 関係節
授業の方法
授業は主に講義形式で行い、毎回の課題で理解を確認する。 毎回、教科書の該当箇所を読んだ上で授業に臨むことが望ましい。
成績評価方法
積極的な授業参加、毎週の課題、学期末の研究レポート(あるいは試験)による評価を現時点では予定しているが、状況次第では別の方法を取ることもあり得る。
教科書
Liliane Haegeman (2006) Thinking Syntactically: A Guide to Argumentation and Analysis (Blackwell, ISBN: 9781405118538)
参考書
・G. グリーン・J. モーガン著『言語分析の技法—統語論を学ぶ人のために』(東京大学出版会、2006、ISBN: 9784130820103) ・原口庄輔他『増強版チョムスキー辞典』研究社、2016年。 ・阿部潤『生成統語論入門』開拓社、2016年。など
履修上の注意
大学院言語情報科学専攻の、言語科学を専門とする学生の必修科目。 必修生以外の大学院生および学部生の受講も歓迎する。 積み上げ式の内容なので、休まないようにすること。やむを得ず休んだ場合には、その箇所をフォローした上で次回の授業に臨むこと。 この授業を取る可能性が高い者は、本格的に授業が始まる前までに、p.28(sec.2.3の前)くらいまで目を通しておくことが望ましい。(この段階で全部理解できる必要も、細部にこだわる必要もない。) 初回は様子見という者は、もちろん、その限りではない。
その他
以下、授業のオンライン化に伴う注意点: 授業は4月8日から始めるが、その日はZoom(オンラインシステム)に慣れること、および簡単なイントロを中心とする。 第二回目の4月15日は、この日が初めての受講者がいれば、第一回目と同じことを繰り返すが、状況が整えば、言語学へのイントロ的な話(プラス、指定教科書第一章に関係する話の一部)を始める可能性もある。 遅くとも第三回目の4月22日には、教科書に沿って通常のペースで授業を始める。 履修の可能性のある学生は、とりあえずITC-LMS上で履修登録がされている状態で授業に臨んでください!(登録されていないと、こちらからの連絡が届かない可能性があります。) また、UTASへのアクセス集中により、このページが(授業直前など)アクセスできなくなる可能性があるので、このページの情報(特にオンライン授業URLの部分)は、今すぐに、どこかに保存しておくことをお勧めします。