学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
表象メディア論演習
経験・語り・記憶――ベンヤミン「物語作者」を出発点にして
ドイツの批評家ヴァルター・ベンヤミンが1936年に発表した「物語作者」は、19世紀ロシアの小説家ニコライ・レスコフの作家論だが、それは「経験」「語り」「記憶」という、20世紀になって凋落した契機にたいする思弁的省察としても捉えることができる。本授業ではまず、このベンヤミンのエッセイを出発点として、さらに過去の伝達可能性や記憶、証言をめぐる幾つかの論考や、関連するベンヤミンのテクストも参照しながら、「経験」「語り」「記憶」にまつわるさまざまな問題について考察したい。
MIMA Search