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最終更新日:2024年4月22日

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表象メディア論演習

経験・語り・記憶――ベンヤミン「物語作者」を出発点にして
ドイツの批評家ヴァルター・ベンヤミンが1936年に発表した「物語作者」は、19世紀ロシアの小説家ニコライ・レスコフの作家論だが、それは「経験」「語り」「記憶」という、20世紀になって凋落した契機にたいする思弁的省察としても捉えることができる。本授業ではまず、このベンヤミンのエッセイを出発点として、さらに過去の伝達可能性や記憶、証言をめぐる幾つかの論考や、関連するベンヤミンのテクストも参照しながら、「経験」「語り」「記憶」にまつわるさまざまな問題について考察したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1124
FAS-CA4C24S1
表象メディア論演習
竹峰 義和
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はイントロダクションとして、講義形式で概説する。続いて、ベンヤミンの「物語作者」および関連するテクストを精読する。 1.イントロダクション 2~6 ベンヤミン「物語作者」 7 記憶と証言1 8 記憶と証言2 9 ベンヤミン「経験と貧困」 10 トラウマ 11 メディアとしての物語 12 過去の追想1 13 過去の追想2
授業の方法
演習形式で行う。取り上げるテクストや授業の進め方については、参加者の関心や希望に応じて柔軟に変更していきたい。テクストを読むにあたっては、事前に決めた担当者が要約と問題提起を行う。
成績評価方法
平常点(30%)と期末レポート(70%)。
教科書
ファイルを用意する。
参考書
授業内で指示する。
履修上の注意
ベンヤミンのテクストは基本的に邦訳で読むので、ドイツ語の知識は必要ではない。基本的に対面授業で行う予定だが、初回に限ってはZoomで行う(アカウントを取得しておくこと)。ただし、対面授業の場合でも、オンラインでの参加希望者には、受講が可能なように措置を講じる。また、受講者数が多い場合、オンライン授業に切り替える可能性もある。