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最終更新日:2024年4月22日
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現代西洋経済史Ⅱ
現代西洋経済史Ⅱ
現代西洋経済史Ⅰを受けて、20世紀初頭から21世紀初頭までの欧米社会経済史を、諸国・地域間の対立・摩擦の側面と、経済統合に向かう側面とに注目しながら概観する。この講義では上の1世紀ほどの期間をいくつかの時期に区分して、各期の①世界システム(通貨・金融、資本移動、貿易・海運、人口移動、外交・軍事など)の特質、②各国・地域の内的条件(殊に労使関係、農業、失業・貧困問題)を概説したうえで、③国内問題が国際問題に、また国際問題が国内問題に転化する様相を明らかにして、④それらを解決・回避する方策がどのように模索されてきたかを論ずる。また、同時に、ヨーロッパ現代史・ヨーロッパ統合史に関する通説・俗説を批判的に検討して、謬説や嘘がどのように形成され流布するのかにも論及する。
おもにヨーロッパ諸地域を叙述対象とするが、世界システムや国際問題を扱うために、必要に応じて、アジア、アフリカ、米州などヨーロッパ以外の地域にも論及する。19-20世紀において世界の人口と面積の大半を占めた植民地・第三世界だけでなく、殊に20世紀には、北米と日本はヨーロッパにとって無視できない外的要因である。
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