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最終更新日:2024年4月1日

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経営管理

生産システム
(前半)
付加価値は設計情報に宿り、開発は設計情報の創造、生産は設計情報の転写を意味します。「良い設計の良い流れ」により顧客満足・企業利益・雇用維持を達成するための経営学を「ものづくり経営学」と言います。生産システムⅠではこのうち、設計情報の転写すなわち生産活動の中核部分について講義します。(1)競争力の源泉とその管理・改善:競争力の諸要素;製造コストと生産性の管理・改善(原価管理、生産性測定、総要素生産性、学習効果、改善活動とインダストリアルエンジニアリング)、工程管理と工程改善(納期の概念、日程計画、資材計画、納期改善と在庫管理、かんばん)、品質とその管理(品質の概念、検査、品質作り込み、統計的・全社的品質管理)、フレキシビリティ(部品共通化、工程汎用化);(2)生産要素の管理・改善:工場の人事・労務管理、設備管理と自動化・生産技術、購買管理とサプライヤーシステム、生産戦略、他。
(後半)
この授業では、人々が、企業の中で、社会が必要とする活動を計画し、実行し、管理し、改善するとはどういうことであるか、すなわち経営管理の中の生産管理、すなわち技術・生産システムのマネジメントを勉強します。経営管理は企業活動のあらゆる分野に適用できる概念ですが、この授業では、直接的に付加価値を生み出す企業活動、すなわち財・サービスの生産プロセスおよび開発プロセスの管理・改善、すなわち「技術・生産管理」あるいは広義の「生産システムのマネジメント」に領域を絞ります。一般に付加価値は設計情報に宿り、開発とは設計情報の創造、生産とは設計情報の転写を意味します。これらを総合して「良い設計の良い流れ」により顧客満足・企業利益・雇用維持を達成することを「ものづくり」と言います。つまりこの授業は、「ものづくりの経営学」でもあります。「生産システムⅡ」ではこのうち、全体のプロセス論と製品開発論について講義します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0703301
経営管理
藤本 隆宏
A1 A2
月曜3限、木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
経済学部
授業計画
(前半) 競争力の諸要素、製造コストと生産性(1)原価管理と生産性測定、製造コストと生産性(2)総要素生産性と学習効果、改善活動とIE(インダストリアルエンジニアリング)、納期と工程管理、納期改善と在庫システム、品質とその管理(1)品質の概念、品質とその管理(2)品質の管理・改善、フレキシビリティ、QCTF管理のまとめ、生産の人事・労務管理、設備管理と自動化・ICT,購買管理、生産戦略、3M管理のまとめ (後半) ものづくりとは何か、開発と生産の流れ(プロセス)分析、プロセス分析の事例、製品と工程の統合分析、製品と生産システムの歴史(1)自動車の進化 -製品工程ライフサイクル-、製品と生産システムの歴史(2)アメリカ的製造システムの発展と限界、ものづくり総論のまとめ、製品開発のプロセス、製品開発の組織、開発期間とその管理、開発生産性とその管理、総合商品力と開発の組織・プロセス、製品開発のまとめ
授業の方法
講義形式です。
成績評価方法
期末試験とは別に、授業中に抜き打ち小テストを2回行う予定です。小テストは各回15分が目安です。小テスト結果が40%、期末試験結果が60%の総合点で最終評価をする予定です。
教科書
藤本隆宏『生産マネジメント入門ⅠⅡ』を教科書とします。
参考書
『人工物複雑化の時代 ー設計立国日本の産業競争力』藤本隆宏編、有斐閣
履修上の注意
「経営」及び「経営戦略」を履修していることを勧めます。
その他
授業は主にスクリーンとプロジェクターを用いて行うが、その電子ファイルは学生が入手可能な状態にしておきます。URLは追って知らせます。