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最終更新日:2024年4月22日
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生物多様性科学実習
生物多様性科学実習
近年、日本各地で生物の減少や絶滅といった問題が生じている。そして、その対策として、とくに農地や雑木林、都市林などの身近な自然を対象に、自治体や市民自らが、科学者などの専門家とともにその生物多様性を監視しつつ管理作業を行うといった活動が、日本全国に広がっている。本実習では、これまでに環境保全型農業に取り組んできた水田などの農地や、都市に残された森林などを対象に、これらの生息地の生物群集の現状や保全活動の効果を生態学的な手法で調べ解析する手法を実習する。また、実際に環境保全型農業などの活動をつづけてきた農家の方たちとの情報交換や議論の場提供も目指す。
(1) 環境保全型農法が進められている千葉県野田市の里山景観を対象に、有機農法の多様性保全への効果を測定するための生態学的調査法を実習する。
(2) 土壌動物などを題材に、生物群集の動態を理解するための生態学的調査法を実習する。
(3) 1と2で実習する調査デザインの背景となる生物統計学の基礎を、実際に統計ソフトウェアを用いて実習する。
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