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最終更新日:2024年4月1日
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生物多様性科学実習
生物多様性科学実習
近年、日本各地で生物の減少や絶滅といった問題が生じている。その対策として、とくに農地や雑木林、都市林などの身近な自然を対象に、自治体や市民自らが、科学者などの専門家とともにその生物多様性を監視しつつ管理作業を行なう活動などが、全国に広がっている。本実習では、生物多様性の保全を目指した活動を実践してきた農地や、都市林などを対象に、これらの生息地の生物群集の現状や保全活動の効果を調べ解析する生態学的な手法を実習する。また、実際に生物多様性保全を目指した農業活動をつづけてきた農家の方たちとの情報交換や議論の場も提供する。
(1) 農薬や化学肥料を使わないアイガモ農法が行われている千葉県佐倉市の水田を対象に、生物多様性保全のための効果を測定するための生態学的調査法を実習する。
(2) 都市の孤立林に生息する土壌動物などを題材に、生物群集の動態を理解するための生態学的調査法を実習する。
(3) 1と2で実習する調査デザインの背景となる生物統計学の基礎を、実際に統計ソフトウェアRを用いて実習する。
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