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最終更新日:2024年4月1日

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病理学総論

動物の病理学総論
 獣医学が対象とする動物疾患の病理学的特徴を理解するために、対象疾患の原因と病理発生、病理学的特徴、病理学的分類、類症鑑別に関する基礎知識を習得し、それらを応用する基本的技能を身につける。
 病理学とは主に形態の異常に注目して病気およびその発生機構を考える学問であり、病理学総論では各臓器に共通する細胞レベル、組織レベルの形態変化を論じていく。生体は様々な刺激 (病因)によって、萎縮、変性、壊死といった退行性変化を示し、これに対する反応として肥大、増生(過形成)、化生、再生、創傷治癒などの進行性変化が生じてくる。これらの変化に、充血、鬱血、出血、血栓、栓塞、梗塞などの循環障害および白血球(炎症細胞)の浸潤が組み合わさって、様々な型の炎症が生じる。炎症の概念は多くの病理学の基礎的事項を包含しており、炎症が理解できれば病理学総論の半分は理解できたと言っても過言ではない。これに加えて、腫瘍、先天異常、感染病理、免疫病理、分子病理学的手法についても概説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060330080
FAG-CV3V20L1
病理学総論
内田 和幸
A2
火曜2限、木曜1限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
1)病理学とは、病因、病理学の方法 2)退行性変化・物質代謝障害 3)進行性変化 4)循環障害 5)炎症 6)腫瘍 7)先天異常 8)感染病理学 9)免疫病理 10)分子病理学的手法
授業の方法
黒板、プレゼンテーションを用いた講義。 各授業の最初に小テストを実施する場合あり。
成績評価方法
期末試験と出席により評価する。 試験日時:未定 教室:農学部7号館104・105 持ち込み不可
教科書
動物病理学総論第3版、日本獣医病理学専門家協会編、文永堂出版、978-4-8300-3245-5
参考書
動物病理カラーアトラス第2版、日本獣医病理学専門家協会編、文永堂出版、978-4-8300-3264-4
履修上の注意
上記教科書の他、参考書として「動物病理カラーアトラス」の購入すること。獣医病理学研究室のHPで講義資料を掲載する。各自事前にチェックすること。
その他
2020年度シラバス作成教員:内田和幸
実務経験と授業科目の関連性
特になし。