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最終更新日:2024年3月15日

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植物環境システム学

温室や植物工場は、植物とその環境からなる一種のシステムであり、露地とは異なるさまざまな特徴を持っています。この講義では、それら温室や植物工場といった植物環境システムを対象として、生産性の向上や生産の効率化を図る上で重要となる知識や理論を、工学、生物学などの科学技術の観点から論じます。講義は大きく2つのパートに分かれます。前半のパートでは、人工光型植物工場の概要、特性、日本での現状などについて講義します。植物を利用したバイオ医薬品生産への人工光型植物工場の応用といった最近の話題も取り上げます。後半のパートでは、温室での植物生産について、特に日本とオランダの特徴を示しながら、環境制御、栽培管理などについて講義します。これらと併せて、講義内容を理解する上で重要な、放射、光合成、植物生育などの基礎についても説明します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060320601
FAG-CE3G21L1
植物環境システム学
松田 怜
S1
水曜3限、金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
1. イントロダクション 2. 植物生育の基礎 3. 人工光型植物工場:構成要素(1) 4. 人工光型植物工場:構成要素(2) 5. 人工光型植物工場:構成要素(3) 6. 人工光型植物工場:日本での現状 7. 人工光型植物工場:エネルギ・物質収支 8. 人工光型植物工場:植物を利用したバイオ医薬品生産 9. 光合成の生理・生化学 10. 温室:日本とオランダの施設園芸 11. 温室:オランダ型の施設果菜類生産 12. 温室:オランダの収量増加の要因(1) 13. 温室:オランダの収量増加の要因(2) 初回(4月7日(水)3時限)のURLは、シラバス(本ページ)の一番下になる「オンライン授業URL」で通知します。 初回の冒頭5分間は学生の皆さんがアクセスするのを待っています。アクセスがおおむね済んだ時点で、授業のアウトライン、成績評価方法、授業用資料などの説明をし、注意事項を述べます。
授業の方法
オンラインでの講義形式で行います。原則として農学部のC方式(Zoom上でスライドと板書を切り替えながら説明)で行います。 講義資料はITC-LMS等で配布します。 ライブの授業を受講できなかった場合は、ITC-LMSに掲載されたリンクにあるオンデマンド映像または音声を視聴して下さい。
成績評価方法
レポート、小テスト、ミニッツペーパーでの質問、および講義への参加状況(発言、質問への回答など)により評価します。レポートは中間時と期末に1回ずつ課します。レポートの課題、提出方法、および提出期限は授業中に指示します。原則として、小テストを水曜日に、ミニッツペーパーを金曜日に、それぞれ実施します。
教科書
なし。講義資料はITC-LMS等で配布します。
参考書
1. 人工光型植物工場 –世界に広がる日本の農業革命–、古在豊樹 著、オーム社、978-4-274-06880-5 2. TOMATOES 2nd Edition トマト 100トンどりの新技術と理論 低投入多収をめざして、エペ・フゥーヴェリンク 編著、中野明正・東出忠桐・松田 怜 監訳、農文協、978-4-540-19117-6 3. 植物の生態 –生理機能を中心に–、寺島一郎 著、裳華房、978-4-7853-5855-6
履修上の注意
講義時にうまくZoomミーティングに参加できない場合には、担当教員宛にメール(*****)で連絡して下さい。
その他
<オンライン授業に関する注意事項> ・講義の内容や資料は、講師や第三者の著作物です。本講義のスクリーンショット撮影、録画や録音等は一切禁止します。これらを第三者がわかるような形でアップロードすることも禁止です。講義のZoom URLを第三者に提供することも不正行為と見なされます。 ・Zoom URLは、オンライン授業URLに記載したITC-LMSのリンク先の「オンライン授業情報」に掲載しています。「お気に入り」登録やITC-LMSの仮登録などにより、ITC-LMSを参照できる状態にしておいてください。
実務経験と授業科目の関連性
農業・食品産業技術総合研究機構における勤務経験を有する教員が、経験をふまえて温室・植物工場での植物生産について講義します。