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最終更新日:2024年4月22日

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水処理工学

 水は生命の根幹を支える物質であるとともに、我々の生活にとって欠くべからざる物質である。水は身の回りに潤沢無限に存在しているように見えるが、実は限りある貴重な資源であり、その価値は今後ますます高まって行くものと考えられる。従って、これからの社会は「湯水の如く」水を消費するのではなく、SDGsにも掲げられているように健全な水循環を維持するためのサスティナブルな水利用が重要である。このことは水使用量が最も多い農業分野にも強く求められている。
 サスティナブルな水利用の実現には、生活あるいは社会活動の結果生じる排水から多様な汚濁物質を適切な手段によって必要なレベルまで除去し、再度、水循環サイクルに戻すための水処理技術が不可欠となる。本講義では、以上の視点を踏まえ、水循環や水質、排水に関連する基礎的知識を学ぶとともに、各種の水処理技術について、その原理と応用方法を理解することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060320590
FAG-CE3G20L1
水処理工学
村上 孝雄
A1 A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
(注)金曜5限、開講は10月7日(金) 1)ガイダンス、水資源・水利用の状況、人間生活と排水 2)排水処理の歴史、排水に関連する法律と制度 3)水質と水質分析の基礎知識Ⅰ 4)水質と水質分析の基礎知識Ⅱ 5)水処理技術の基礎知識 6)生物学的処理技術Ⅰ 7)生物学的処理技術Ⅱ 8)生物学的処理技術Ⅲ 9)生物学的処理技術Ⅳ 10)物理化学処理技術 11)消毒・畜産排水処理技術 12)汚泥処理技術Ⅰ 13)汚泥処理技術Ⅱ 14)再生水とエネルギー・資源の利用 上記予定は、授業の進捗状況等により変更されることがある。
授業の方法
対面・オンライン併用型(A)による。 原則、対面授業とするが、止むを得ない事情により対面で授業を行えない場合には、Zoomを用いパワーポイントスライド画像と音声により授業を行う。 毎授業時に出欠を確認する。
成績評価方法
出席点(2点/回、28点満点)と小テスト(6回実施、72点満点)の合計点数に基づいて判定する。 出席点は、毎授業時に出欠を確認し、出席者には1回につき2点の出席点を与える。 ただし、第1回と第2回は登録期間中につき、欠席者にも各1点の出席点を与える。 小テストは、奇数回(第3回、第5回、第7回、第9回、第11回、第13回)の授業中に実施し、1問2点の問題を6問出題する。(12点満点/回) 出題は原則として四択方式によるが、計算問題については数値を回答する。回答時間は10分程度。 なお、回答にあたっては講義用テキスト等の資料を参照しても良い。
教科書
特に教科書は指定しない。毎授業時に配布する講義用資料を用いる。 なお、講義資料は、事前にITC-LMSに掲載する。
参考書
全体を通しての参考資料としては下記の書籍をあげておく。(特に購入する必要はない) この他の参考資料については授業において適宜紹介する。 ・「大学土木 水環境工学改訂3版」松尾友矩編、オーム社 ・「明解 水質環境学」浦瀬太郎著、プレアデス出版
履修上の注意
オンライン授業を行なう場合、ZoomURLは、ITC-LMSに記載する。 不明な点があれば、メールにて問い合わせて下さい。(講師のメールアドレスは下記)
その他
2022年度シラバス作成教員:村上孝雄
実務経験と授業科目の関連性
日本下水道事業団及び(株)日水コンにおける勤務経験を有する教員が、実務経験を生かして水処理技術について講義する。