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最終更新日:2024年4月1日
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動物細胞生物学
動物細胞生物学
動物は、栄養素・食品摂取を代表例として、環境からの様々なシグナルを受容し、体内の生命機能に反映させるシステムを有している。応用生命化学・工学における多岐にわたる研究成果をヒトを含む動物に応用するためには、動物における多様な高次機能の制御機構、特に細胞内の生命現象を分子レベルで理解することが必要である。一方で、疾患を例として、これら生命現象を司るシステムの破綻が動物にもたらす影響とそのメカニズムを理解することも重要である。本講義では、原核生物のシステムとも比較しながら、動物細胞内の細胞・ゲノム・遺伝子の構造、遺伝子発現制御機構、細胞内情報伝達機構を分子レベルで理解する。続いて、動物固有の機能である神経系や免疫系も題材にして、動物が外界からの様々な刺激に対して巧妙に応答するメカニズムの原理を組織・細胞・分子レベルで理解する。さらに、遺伝子変異を代表例として、細胞機能の破綻が引き起こされるメカニズムを理解する。また、これら動物細胞を解析する技術やストラテジーも紹介する。以上の講義を通して、動物細胞内で制御される生命現象のダイナミズムを理解し、これら生命現象を標的として細胞機能を調節する方法を考えてみる機会を提供したい。
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