人体解剖学（マクロ）

[マクロ解剖実習] 1 4/2 金　　　1､2 頸･胸･腹の体表観察･皮剥ぎ､広頸筋､乳腺 4/5 月　　　3､4､5 頸胸腹部の皮静脈･皮神経･浅層筋 2 4/6 火　　　6､7 背中の皮剥ぎ･浅層筋 3 4/7 水　　　8､9 頸部深層､胸部深層､腋窩 4 4/9 金　　　10､11 鎖骨切り､鎖骨下動静脈､腕の皮剥ぎ､腕神経叢 5 4/12 月　　　12､13 上腕屈側の筋･神経､肩甲骨の筋 6 4/13 土　　　14､15 上腕伸側､肩甲骨背面､上肢離断 7 4/14 日　　　16､ 前腕屈側浅層 8 4/15 月　　　17､ 前腕伸側､手背 9 4/16 火　　　18､19 手掌皮剥ぎ､浅層 10 4/19 月　　　19､20 手掌浅層･深層 11 4/20 火　　　21､22 上肢血管･神経､肩関節 12 4/21 水　　　23､24､25 肘関節､手根と指の関節 13 4/23 金　　　26､27 胸腰筋膜､固有背筋､項の筋 14 4/26 月　　　27､28 脊柱を開く､脊髄 15 4/26 月　　　29､30 胸壁､鼡径部,側腹筋 16 4/27 火　　　31､32､33 腹直筋､腹膜､臍 17 4/28 水　　　34､35 腹部内臓､胸腔を開く 18 4/30 金　　　36､37 胸膜､心膜､肺 19 5/6 木　　　38､39 頸のねもとの深層､縦隔 20 5/6 木　　　40､41 心臓 21 5/7 金　　　42､43､44 縦隔深部､内臓､腹膜腔 22 5/10 月　　　44､45､46 腹腔内臓の血管･神経 23 5/11 火　　　46､47､48 小腸､結腸､胃､肝臓 24 5/11 火　　　49､50 腹膜後器官､脾臓 25 5/12 水　　　51､52 後腹壁､横隔膜､腰神経叢 26 5/13 木　　　53､54 下肢浅層､大殿筋 27 5/13 木　　　55､56､57 大腿部深層､殿部深層 28 5/17 月　　　58､59､60 膝窩､下腿､足背､足底 29 5/18 火　　　61､62､63 下腿深層､膝と足の関節 30 5/18 火　　　64､65 膀胱､外陰部 31 5/19 水　　　66､67 会陰､骨盤切半 32 5/20 木　　　68､69 骨盤内臓､血管･神経 33 5/20 木　　　70､71 骨盤内臓､骨盤壁の筋､股関節 34 5/21 金　　　72､ 頸部深層､頭部離断 35 5/24 月　　　73､ 顔の浅層 36 5/24 月　　　74､75 咽頭､甲状腺､気管 37 5/25 火　　　76､ 咽頭 38 5/25 火　　　78､ 頭蓋内面 39 5/26 水　　　79､80 頭折半､口腔､鼻腔､咽頭鼻部 40 5/26 水　　　81､ 咀嚼筋､下顎管 41 5/27 木　　　82､83 顎関節､側頭下窩､舌､口蓋 42 5/27 木　　　84､85 副鼻腔､翼口蓋神経節､眼球部 43 5/28 金　　　86､ 眼窩 44 5/31 月　　　87､ 眼球 45 5/31 月　　　88､ 舌下神経管､頸静脈孔 46 6/1 火　　　89､ 外耳､中耳 47 6/1 火　　　90､ 内耳 48 6/2 水　　　91､ 翼突管､頸動脈管､耳神経節 49 6/2 水　　　予備日 [発生学講義] 第1回 4/23 金 第2回 4/27 水 第3回 5/7 金 第4回 5/14 金 第5回 5/21 金

4月から5月に発生学の概説、4月から6月上旬に肉眼解剖学実習を行う。なお、骨学の授業は教養課程の後期にすでに終了している。授業は実習中心で、講義によらない知識の習得方法を学生が考え、実行する事を期待する。毎回の実習では教員２人が指導にあたる。なお、初日の4月2日（金）には解剖実習における全体説明を実習室で行う。

評価は実習中に行う口頭試問、小テストおよび６月に行う筆記試験による。再試は９月に行い、再再試は行わない。なお、実習中に４名の教員のうち２名以上が「解剖実習不合格」と判断した場合、あるいは特定の教員の担当回の出席率が極めて悪い場合には筆記試験の受験を認めず、再度マクロ解剖実習への参加を義務付ける。M2への進級もできなくなるので注意すること。

1. 解剖実習の手びき　寺田、藤田　本書は必ず入手し、最初の実習の時に持参すること。 2. ラングマン人体発生学第11版(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

副読本： 　1. 解剖実習室へようこそ　前田、廣川　医学書院　解剖実習を楽しむ為の副読本。 参考書： 　マクロ解剖学 　　１．解剖学講義 （南山堂）　機能的、臨床的観点からの記載が充実 　　２. トートラ 人体の構造と機能　（丸善） 　　３. グレイ解剖学　（エルゼビア） 　　４. カラー人体解剖学　（西村書店）　 　　５. 分担解剖学　３分冊　（金原出版）　日本人の変異も詳しい 　　１～３は本格的なマクロ解剖学の教科書であり、より詳細な知識を得る際に参照すると良い。 　アトラス 　　1. ネッター解剖学アトラス （相磯貞和訳）　南江堂 　　2. あたらしい人体解剖学アトラス（佐藤達夫訳）　MEDSI社 　　3. 図解解剖学事典（山田英智監訳）　医学書院 実習の際にはアトラスを参照しながら解剖を進める必要がある。１と２は大型のアトラスであり、３はポケットサイズの簡単なアトラスとして使用できる。 　　4. Complete Anatomy 3D4Medical タブレットPC等で使用できる3Dアトラス。本年度は学生全員に1年間のライセンスを配布している（8月まで使用可能）。 　発生学 　　1. Developmental Biology (Gilbert)Sinauer Asssociates社 より生物学的な発生学の教科書として推薦する。分子メカニズムに関する記述も豊富である。 　　2. カラー版　ラーセン 人体発生学 第4版　(西村書店) 分子メカニズムにも配慮した読みやすい教科書。 　　3. Cells, Embryos, and Evolution (Gerhart & Kirschner) Blackwell Science社(1997) 個体発生の原理を細胞生物学的ならびに進化学的な見地から考察した好著。

マクロ解剖実習で得た経験は解剖学のみならず、その後学ぶ病理や臨床医学の理解の基礎となるものなので真面目に参加してほしい。諸君が解剖する御遺体が諸君の先生である事を常に忘れないでほしい。（言うまでもないことだが、学部外の人を実習室に連れてくることはどのような理由であれ厳禁する。）