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最終更新日:2024年4月1日

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生物多様性科学および実習

生態系を構成する一次生産者から最終分解者を、培養、顕微鏡観察、DNA配列の解析に基づく微生物計測と天然有機化合物の同定、および炭酸塩とバイオマーカー分子を含む有機物の安定同位体組成の測定を通じて明らかにする手法を習得する。また軟体動物の発生段階(卵→胚→幼生)について光学・電子顕微鏡を用いた観察から記載する方法についても学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0528045
FSC-EE4030P1
生物多様性科学および実習
鈴木 庸平
A1 A2
火曜3限、火曜4限 他
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
微生物(担当:鈴木・砂村) 1回目 全体ガイダンス後、微生物実験における実験器具の使用法、無菌操作、微生物培養操作を学び、微生物増殖速度の計測と培地作成を行う。並行して小石川植物園での試料採取と環境因子測定の準備(環境化学実習の復習)を実施する。 2 回目 小石川植物園における試料採取、環境因子測定および培養実験を行う。 3 回目 全菌数測定、ガス濃度測定、培養した微生物の純化作業を行う。 4 回目 DNA抽出と定量PCR測定を行う。 5 回目 データベース上のDNA配列を用いて、アライメントや相同性検索の原理を学び、最尤法やベイズ法に基づく系統樹を作成する。 6 回目 多様性について学び、小石川植物園環境試料から得られたDNA配列に基づく微生物群集構造データを用いて、環境中微生物の多様性を評価し、クラスター解析や主成分解析などの多変量解析を行う。 7 回目 小石川植物園の微生物群集構造と環境因子との相関性を解析する。 8 回目 ゲノム中の遺伝子群から代謝様式を推定し、環境形成に対する影響を考察する。 軟体動物の発生(担当:遠藤・佐々木・清水) 1回目 軟体動物の発生の班は、発生に関する講義を行う。 2回目 軟体動物の発生の班は、人工授精と光学顕微鏡による観察。 3回目 走査型電子顕微鏡による胚と幼生の観察。 4回目 軟体動物の発生の班は、蛍光顕微鏡による幼生の観察。 バイオマーカー解析と安定同位体測定 (担当:荻原・高野・鈴木) 1回目 バイオマーカーの抽出と質量分析計による測定の準備を行う。 2回目 バルクでの安定同位体測定とバイオマーカーを抽出の続きを行う。 3回目 ガスクロマトグラフ質量分析計によるバイマーカーの特定を行う。 4回目 ガスクロマトグラフ質量分析計によるデータの解釈と安定同位体測定結果の考察を行う。
授業の方法
実習と講義
成績評価方法
出席点、レポート、実験ノート提出
教科書
実習で資料を配布
参考書
配布資料に記載
履修上の注意
白衣と油性マジック(黒)を持参すること。