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最終更新日:2024年4月1日

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ハードウェア構成法

情報科学を支えるコンピュータハードウェアの中心的な構成要素はディジタル回路である。そのため、高度な情報処理システムの実現にはディジタル回路への理解が必要不可欠である。本講義では、ディジタル回路設計において、ブール代数からはじめて、CMOS論理ゲート、組み合わせ回路、順序回路、メモリなどの要素技術の理解、およびそれらを組み合わせて機能的なディジタル回路を設計するためのハードウェア記述言語の習得を目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0510006
FSC-IS2006L1
ハードウェア構成法
高前田 伸也
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
(1) ブール代数とディジタル回路入門: 加法標準形、ドモルガンの定理、CMOSトランジスタ、集積回路 (2) 論理演算回路: 基本ゲート、複雑なゲート (3) 算術演算回路: 加算器、減算器、比較器、ALU、2の補数 (4) その他の組み合わせ回路: マルチプレクサ、デコーダー、エンコーダー (5) 論理式の簡約化: カルノー図 (6) フリップフロップと順序回路: ラッチ、フリップフロップ、シフトレジスタ、カウンタ (7) 状態遷移機械: ステートマシン、符号化方式、Mooreマシン、Mealyマシン (8) メモリ: SRAM、DRAM、ルックアップテーブル (9) 回路におけるタイミング: 遅延、クロックスキュー、メタスタビリティ、動作周波数 (10) プログラマブルロジック: FPGA、ルックアップテーブル (11) ハードウェア記述言語: Verilog HDL、モダンなハードウェア記述言語 (12) ハードウェア記述言語を用いたディジタル回路設計: バスインターフェース、AMBA AXI4、Verilogシミュレータ、テストベンチ (13) ハードウェア記述言語を用いたディジタル回路設計(発展編)
授業の方法
講義による
成績評価方法
小テストまたはレポート課題を適宜課す。これらと期末テストにより、学習の達成度を総合的に評価する。
教科書
David Money Harris and Sarah L. Harris、ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ(第2版)
参考書
五島正裕、新・情報/通信システム工学 ディジタル回路 小林 芳直、定本 ASICの論理回路設計―高速・高信頼ディジタル・システムのための設計ノウハウ Deign Wave Magazine編集部編、SystemVerilog設計スタートアップ 篠塚一也、SystemVerilogによる検証の基礎
履修上の注意
特になし