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最終更新日:2024年4月1日

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現象数理I

数学科生向けの解析力学・及びその流体力学への応用を概説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0505041
FSC-MA3361L1
現象数理I
米田 剛
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
数学科の学生向けの解析力学を概説する。内容は、変分原理、ラグランジュ形式とハミルトン形式、対称性と保存量、正準変換、完全可積分性などである。 特に、変分原理の応用として、流体運動を記述する非圧縮Euler方程式の導出を紹介する。その際に、リー代数とその非圧縮Euler方程式との関連性にも言及する。また非正準ハミルトン系の話題にも触れ、そこから同じく非圧縮Euler方程式の導出を紹介したい。余裕があれば、Rattlebackに対する最新の結果:Yoshida-Tokieda-Morrison (2017)も紹介したい。
授業の方法
講義では必ずしも定義・定理・証明の形にとらわれず、物理学のアイデアやイメージ、特に現代数学を使った非粘性流体研究などの考え方・イメージを伝えることを主眼としたい。
成績評価方法
レポートによる。課題は授業中に提示する。
教科書
柴山允瑠 「著重点解説ハミルトン力学系」SCGライブラリ・サイエンス社
参考書
深谷賢治著「解体力学と微分形式」岩波講座現代数学への入門、岩波書店 吉田善章 著「電磁気学とベクトル解析」共立出版
履修上の注意
講義では必ずしも定義・定理・証明の形にとらわれず、物理学のアイデアやイメージ、特に現代数学を使った非粘性流体研究などの考え方やイメージを伝える事を主眼とする。成績はレポートにより、期末試験は行わない。課題は授業中に提示し、改めて掲示することはしない。