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最終更新日:2024年4月1日

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日本史学演習Ⅸ

近代政治史演習 
 昭和戦前期の政治に関する一次史料を読み解くにあたって、過去の研究成果に学びつつ、独創性に富んだ論点を研究史上に残せるような力を育む。
 Sセメスターに続き、Aセメスターの演習では、1925年に慣習的二大政党制が成立した時代以降の帝国議会(衆議院と貴族院)に着目し、「帝国議会会議検索システム」を用いた検索を通じて、帝国議会の議事内容に親しんでいく。
 Aセメスターでは、Sセメスターから時代を後ろに進め、日中戦争期の戦時議会、国家総動員法の審議に関する論文をまずは読みながら、総動員期、物資動員期の議会について考えたい。Aセメスターの後半では、当該期の議会に関して自ら興味を抱いたテーマを設定し、個別に発表を行えるようにする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04221169
FLE-HU4H03S1
日本史学演習Ⅸ
野島(加藤) 陽子
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回 10月4日 初回はオリエンテーションを行う。だきる限り対面での出席を願う。初回のみ、ハイブリッドで行うのでオンラインでの参加も可能とする。下段のオンラインのURLをご参照いただきたい。 事前に配布すべき文書はITC-LMS上に置き、幹事の作成によるSlacでレジュメなどを共有する。 随時、ITC-LMS、学部演習用のSlackでの確認をお願いしたい。演習用Slackに未登録の方は野島まで連絡してください。 第2回 野島による問題提起 第3回~第8回 輪読する文献・論文を会読する。授業で用いる文献・論文はこちらでコピーを準備する。 第9回~第13回 個人あるいはグループでの報告
授業の方法
以下の3つを組合せて授業をおこなう。 1、研究論文・文献の会読 2、史料(帝国議会議事録)の会読 3、グループによる発表と参加者による討議
成績評価方法
以下の3つを考慮して評価する。 1、研究論文・文献を会読する際に、参加者が用意するミニ・コメント 2、発表の場合は、その発表の内容 3、出席の頻度、授業中の発言。ただし出席はとらない。
教科書
1、必要な文献は、初回の授業の時に指示する。基本的に授業で会読する論文はこちらでコピーを準備する。デジタルデータがあるものはITC-LMS上に置く。 2、帝国議会議事録は、「帝国議会会議検索システム」により、インターネット上で検索・閲覧可能。
参考書
第1回目のガイダンス時に詳細に指示するが、まずは下記のものについては、適宜、参照する。 内田健三ほか編『日本議会史録』第1巻から第6巻(第一法規、1990年) 古川隆久『戦時議会』(吉川弘文館、2001年) 伊藤隆『大政翼賛会への道』(講談社学術文庫、2015年)。同じ内容の旧版として、伊藤隆『近衛新体制』(中公新書、1983年) 今井清一・伊藤隆編集『現代史資料 44 国家総動員(2)政治』(みすず書房、1974年) 中村隆英・原朗解説『現代史資料 43 国家総動員(1)経済』(みすず書房、1970年)
履修上の注意
1、Sセメスターから、通年としての履修が望ましい。 2、初回の10月4日に限り、ハイブリッドでも行う。できる限り対面参加が望ましいが、オンラインでの参加の方は、下の欄のオンライン授業URLを参照していただきたい。
その他
1、近代史史料の読解に不可欠な崩し字を習得するため、日本史学研究室の近代史の院生が開催している「文書の会」「読書会」などへの積極的な参加が望まれる。 2、大学院博士課程の院生が主催する「森本州平日記」翻刻の会も開催されているので、積極的に参加を求めたい。